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金沢モリス教会を売却 苗加不動産、挙式数伸びず年内にも

北國新聞社 8月17日(水)3時20分配信

 金沢市清川町の婚礼施設「金沢モリス教会」=写真=を所有する苗加不動産(金沢市)が、年内にも同施設を売却する方針を固めたことが分かった。同社は昨年3月、北陸新幹線開業で挙式が増えると見込んで同施設を取得したが、競合激化などで想定組数を確保できなかったほか、運営費用がかさみ撤退を決めた。

 運営する子会社などによると、同施設は1998年、富山県内の貿易会社の代表者が建設した。挙式専門で、披露宴は提携先のホテルや料亭で開く。外観は19世紀の英国の芸術家ウィリアム・モリスの自邸を再現し、ステンドグラス美術館としても内部を公開していた。

 運営会社によると、新幹線開業後に金沢で挙式するカップルは増えたが、需要の増加分は神社などに流れた。競争相手が増える中、同施設は組数の減少傾向が変わらず、12月の挙式で閉館すると決め、売買交渉を進めている。オープン時から働くスタッフ数人は、売却とともに退社する。取得に意欲を示す交渉相手の代表者は「れんが調の珍しい建物で、購入できれば建物を生かした活用法を考えたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:8月17日(水)3時20分

北國新聞社