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金沢の「お母さん」世界と交流 ジャパンテントあす開幕

北國新聞社 8/17(水) 3:25配信

 18日に開幕する「第29回JAPANTENT―世界留学生交流・いしかわ2016」(北國新聞社特別協力)で、草月流師範の西永紘子さん(73)=金沢市出雲町=が20回目のホスト家族を務める。留学生の受け入れは今回で、43カ国・地域の61人に上る。帰国後も西永さんを「お母さん」と慕う留学生は多く、交流は世界に広がっている。

 西永さんは1996年に初めてホスト家族を務めてから、07年を除き毎年続けている。ジャパンテント以外でも短期、長期の留学生を受け入れ、西永さんに感謝の思いをつづったメッセージノートは4冊目となった。

 西永さんの生活は、色鮮やかな織物のテーブルクロスや、古代エジプトの記念碑をかたどった置物など、留学生たちから届く贈り物に囲まれる。一つ一つに思い出が刻まれている。

 昨年末には、02年に受け入れた中国人男性が夫婦で遊びに来た。日本の大手自動車メーカーに勤務する男性は、中国赴任が決まったことを報告し、1枚の手紙をつづっていった。そこには、金沢で偶然試乗した自動車をきっかけに就職、社内結婚したことを「すべてのきっかけは金沢です」と振り返り、再会を誓う優しい言葉が並んでいた。

 この男性に限らず、結婚式や子供の入学式に招待されたり、メールを交わしたりと付き合いが続く。「若い人たちからパワーをもらっているんです」と西永さんは笑顔を見せる。

 西永さんの海外旅行の経験は、20年ほど前に2回きりという。金沢にいながらにして世界の文化に触れ、交遊を広げてきた。「いつかは世界中の『子供』たちに会いに行きたい」。西永さんは夢を広げながら、新たな「家族」との出会いを心待ちにしている。

 ジャパンテントは24日までで、全国の大学などから留学生約300人を迎え、県内19市町で交流する。

北國新聞社

最終更新:8/17(水) 3:25

北國新聞社

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