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NY外為:円、今年2度目の100円突破-介入ないとの見方が有力

Bloomberg 8月17日(水)7時11分配信

16日のニューヨーク外国為替市場では円が上昇。対ドルで一時、年初来で2度目となる1ドル=100円の節目を突破した。日本当局が一段の円上昇を阻止することはないとの見方が強まっている。

三菱東京UFJ銀行とモルガン・スタンレーのストラテジストは円が対ドルで年初来20%の上げをさらに伸ばすとみている。財務省の浅川財務官は商いが薄い中で、投機的な動きがないかを強い緊張感を持って注視していると述べた。

みずほ銀行(ロンドン)のヘッジファンドセールス責任者、ニール・ジョーンズ氏は「1ドル=90円付近まで口先介入が一段と強まるだろう。実弾介入の形も見られる可能性がある」と述べた上で、「今の水準で単独介入を実施する可能性は非常に小さい」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、円は対ドルで0.9%上昇して1ドル=100円28銭。一時は6月24日以来の高水準となる99円54銭をつけた。この前日に英国が欧州連合(EU)離脱を選択していた。

三菱東京UFJ銀行のストラテジスト、リー・ハードマン氏は日本のインフレ期待が後退したことも円上昇を支えたと指摘。モルガン・スタンレーのハンス・レデカー氏はインフレ見通しの後退が日本国債の投資妙味を高めたと述べた。

青山学院大学教授の榊原氏は今月1日のインタビューで、100円を突破すると「すーっと行く可能性がある。90-100円のレンジになる可能性がかなり高い。最初は95-100円だが、95円を切る局面もあり得ないことではない」と述べた。

前回、日本の当局が介入したのは2011年。この時は円が対ドルで一時75円35銭まで上昇した。

原題:BOJ Firepower Falls Short as Currency Market Dares Japan to Act(抜粋)

最終2段落を加えます.

John Ainger, Lananh Nguyen

最終更新:8月17日(水)7時23分

Bloomberg