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中国人民銀に新たな政策手段-金融政策めぐるコミュニケーション強化

Bloomberg 8月17日(水)10時24分配信

不明瞭さで知られる中国人民銀行(中央銀行)はその考え方を明確にするため、今月珍しく相次ぎコメントを発している。

15日には投資家に短期的な懸念を過度に重視しないよう促し、与信拡大ペースの変化は金融政策が勢いを失っていることを意味するものではないとの声明を発表した。その数日前には与信統計の公表を受け、人民銀研究局の馬駿チーフエコノミストがマネーサプライ(通貨供給量)の伸び鈍化は中国経済に影響を与えていないと報告書で指摘した。

中国国家発展改革委員会(発改委)の研究員らは3日、適切な時期の利下げを求めた。この提言はウェブサイト掲載の声明からその後削除されたが、金融政策をめぐる議論が公になるのは珍しい。

ブルッキングズ研究所のデービッド・ダラー上級研究員は人民銀が「現行の成長パターンは良好」だと言及していると分析。「人民銀は企業によるレバレッジ(借り入れ)拡大を懸念しており、追加的な金融緩和を望んでいない。一方で、他の政府機関は投資の維持により焦点を絞っている。こうした議論が一段と公に行われるようになるのは良いことだ」と述べた。

原題:China’s Opaque Central Bank Finds New Policy Tool: Communication(抜粋)

Heng Xie, Yinan Zhao

最終更新:8月17日(水)10時24分

Bloomberg