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ノルウェー政府系ファンド、4-6月運用成績がプラス回復-債券高で

Bloomberg 8月17日(水)18時23分配信

世界最大の政府系ファンド(SWF)、ノルウェーの「政府年金基金グローバル」は、4-6月(第2四半期)の運用成績がプラスを回復したと明らかにした。ただ、今後は低金利がリターンへの重しになるだろうと警告した。同ファンドをめぐっては、ノルウェー政府が財政赤字補てんのため一部資金の引き揚げを進めている。

同ファンドが17日発表した4-6月期の運用成績はプラス1.3%で、940億クローネ(約1兆1500億円)稼ぎ出した。1-3月(第1四半期)はマイナス0.6%だった。4-6月期は株式投資がプラス0.7%、債券はプラス2.5%となったものの、保有不動産は1.4%値下がりした。期末の運用資産は8900億ドル(約90兆円)となった。ファンドを管理するノルウェー中央銀行投資運用部門(NBIM)のトロン・グランデ副最高経営責任者(CEO)は発表文で、債券投資は「金利低下を手掛かりにプラスとなった」とした上で、「だが、長期的には低金利が債券ポートフォリオの将来的なリターンに悪影響を及ぼす」と指摘した。

ノルウェー政府は4-6月期に計240億クローネを引き揚げた。1-3月期の引き揚げは210億クローネだった。運用成績は財務省が設定したベンチマークを0.1ポイント下回った。

同ファンドが保有する株式の中で割合が大きいのはネスレとロイヤル・ダッチ・シェル、アップル。債券投資では米国と日本、ドイツが大きかった。

原題:Norway’s Sovereign Wealth Fund Returns to Profit Amid Bond Gains(抜粋)

Sveinung Sleire, Mikael Holter

最終更新:8月17日(水)18時23分

Bloomberg