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観光庁長官「LCCの伸びしろある」 クルーズ船と競争激化

Aviation Wire 8月18日(木)9時36分配信

 観光庁の田村明比古長官は8月17日、7月の訪日客数が前年同月比19.7%増の229万6500人と単月では過去最高を記録したことを受け、LCCと大型クルーズ船との間で競争が起きている反面、LCCによる訪日拡大が期待できるとの見方を示した。

 7月のクルーズ船寄港数は、昨年の66便から1.4倍となる92便と大幅に増加。7月の訪日客数約230万人のうち、クルーズ船で訪れた人は20万人を超えた。

 田村長官はクルーズ船による訪日について、「ちょっと前まで4、5%だった。特に中国からの訪日客で、九州を中心に西日本へ来る方は、LCCからクルーズ船に移っている部分もある。価格的な部分もあるのでは」と述べ、クルーズ船がLCCよりも低価格運賃を打ち出していることで、両者の間に競争が起きていると分析した。

 また、中国や台湾の航空会社を中心に、就航から間もない路線の撤退や減便が相次いでいることについて、「一時期に同じところへバーッと就航した例がみられた」として、需給バランスの調整が起きていると語った。

 「LCCは東南アジアでは全航空市場の57%を占めているのに対し、東アジアは10数パーセント。特定路線だけを見れば調整が起こることはあるが、もう少し広く見ると、LCCの伸びしろはまだまだある」との見解を述べた。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:8月18日(木)9時38分

Aviation Wire