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ビリオネアの人口、資産が史上最高に アジア勢が急加速

ZUU online 8/18(木) 7:10配信

ビリオネア(資産総額10億ドル/約1024億円以上の超富裕層)に関する調査「Wealth-X Billionaire Census」の2016年最新版によると、ビリオネア層が史上最高の2473人、総資産額は7兆7000億ドル(約708兆500億円)に達した。

昨年と比較すると、人数は148人、総資産額は409億ドル(約4兆1390億円)の増加を見せており、「貧富の差もどこ吹く風」といった風潮が、新たな記録に反映されている。

■ビリオネアの資産規模は1024億円から5兆円以上まで様々

世界の富裕層を資産額に応じてピラミッド状に区分けした場合、ビリオネアは頂点に位置する最も裕福な層だ。

レポートを発表した国際資産情報会社、ウエルスXは、その頂点層の富を分析するためにさらに6つの層に細分化している。

資産総額10億ドルから20億ドル(約1024億2000万円から2048億4000万円)が最も多く、1288人で、総資産額は1兆6200億ドル/約164兆2356億円。

20億ドルから50億ドル層(約1024億2000万円から5121億円)は813人で2兆2800億ドル/約231兆1008億円。50億から100億ドル層(約5121億円から1兆242億円)は224人で1兆2500億ドル/約228兆600億円。100億ドルから250億ドル層(約1兆242億円から2兆5605億円)は110人で1兆3400億ドル/約135兆8224億円。

250億ドルから500億ドル層(約2兆5605億円から5兆1210億円)は極端に少なくなり、33人で8億7000万ドル/約881億8320万円。500億ドル層(約5兆1210億円)以上はたったの5人で、3230億ドル/約32兆7393億円となる。

しかし当然ながら、10億ドルから20億ドルの層の平均資産12億5776万ドル(約1273億9851万円)であるのに対し、500ドル億以上の層の平均は646億ドル(6兆5413億円)と、驚くほどの大差がでている。

ひとことにビリオネアといっても、所有する富の規模は異なるのだ。

■アジア圏のビリオネア人口、資産総額の成長率は世界一

注目すべきは、ビリオネアの87%が自らの手で巨額の富を築いたという点だ。それと同時に若い世代に生前贈与をおこなうビリオネアも急増しており、今年新たにビリオネアの仲間入りをした148人中、3分の2が相続によるものだ。

最も新ビリオネアが生まれた地域はアジア圏で、ビリオネア数は北米を超える15.2%増の645人、資産総額総額は19.5%増の1兆6860億ドル(約170兆5895億円)。

地域を大きくわけて成長率を見た場合、EMEA(欧州、中東、アフリカ)が1013人で2兆8480億ドル(約288兆1606億円)と、北米やアジアを上回るが、細分化してみるとまったく異なる事実が発見できる。

数字的には欧州の806人、2兆3300億ドル(約235兆7494億円)や、北米の628人、2兆5600億ドル(約259兆208億円)に、アジアはまだまだ届かないものの、これらの地域ではビリオネア人口の成長率が3.1%から4%増にとどまっており、欧州に至っては資産総額が1.9%おちこんでいる。

アフリカ、南米、太平洋地域も、ビリオネア人口は増えているにも関わらず、軒並み資産総額が4.5%から27.8%まで低下。

人口、資産総額ともに上昇を見せているのは、アジア、北米、中近東地域のみだ。こうした成長の移行から、「将来的にアジアが欧州や北米を追い抜く可能性も高い」と予測されている。

実際に仏国際コンサルティング会社、キャップジェミニの今年7月のレポートでは、「昨年のアジア超富裕層の資産総額が史上初めて世界一になった」と報告されている。

ほかに「米フォーブス誌の今年3月の発表ではビリオネア数が減っていた」という指摘もあるが、この種のデータは常時最新のものに更新されているため、短期間で差異が生じるというのが各調査元の解釈のようだ。

いずれにしてもアジアに集まる巨額の富が、急増している事実には変わらない。また「富める者がさらに富む」という現実も、動かしようがない。(ZUU online 編集部)

最終更新:8/18(木) 7:10

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