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ミレニアル世代の9割 FinTechが何かを知らずに利用している

ZUU online 8月18日(木)8時10分配信

英国のミレニアル世代を対象にしたFinTechサーベイから、9割以上がFinTechが何かを理解していないという事実が判明した。

その一方でこの世代によるデジタル金融サービス(モバイルバンキング、決済アプリなど)の利用が最も多く、7割が「Amazon、Google、Appleなど、大テクノロジー企業によるFinTech商品を購入する」と回答していることから、ミレニアルにはサービス内容そのものよりも、ブランドイメージが先行する傾向が強いことがわかっている。

■銀行が総額1兆円を投じても埋められない消費者との溝

FinTechの主要ターゲット層、ミレニアル世代の動向に関しては、これまで実施された多数の意識調査などから、「デジタル化された金融商品やサービスを、実際に利用している割合が非常に高い」ということが判明している。

しかし欧州の注目スタートアップを紹介する「FinTech50」の発行元、英FinTech情報企業、FinTechCityによると、最新調査に協力した92%が「FinTechなんて聞いたこともない」と回答している。

つまりFinTechへの認識度が著しく低い状態で、FinTechの恩恵を受けているのだ。

また大手テクノロジー企業による金融サービスには70%が興味を示しており、「従来の銀行系サービスよりも、大手オルタナブランドを選ぶ」と回答している。

こうした結果は、FinTechというイメージそのものがミレニアル世代には意味をなさず、銀行よりもテクノロジー企業の商品やサービスに、より高い信頼を置いている実態を示している。

近年、大手銀行が1兆円を超える資金を投じて開発にいそしんでいるFinTechも、ターゲットにしている肝心の消費者に理解を得られていないようでは、効果も半減だ。

銀行は最新技術に熱を入れるあまり、最も重要な点を見落としているのではないだろうか。

■消費者は小難しい専門用語ではなく「簡潔明瞭」を好む

ミレニアル世代が銀行あるいは非銀行に求めているものは、「スピード」「利便性」「低コスト」。

「FinTechを浸透させるには、ミレニアル世代を理解することが不可欠だ」というのは、複数の銀行サービスを一つのアプリで利用できるという、ミレニアル向けの革命ツールを開発した英スタートアップ、Bud。

多くの企業が「革命」「変化」「他社とは違う」といった点を強調しているが、消費者にとっては「簡単に、素早く、安全に、求めるサービスが提供される」こと以上に、重要なことなどないと指摘。

消費者は簡潔明瞭さと高質のサービスを求めており、ブロックチェーンや専門用語に埋もれた小難しい説明は願い下げといったところだろう。効率性を追及するミレニアル世代ならなおさらだ。

だからこそ複雑なイメージの看板をぶらさげた銀行よりも、AmazonやGoogleといった理解しやすいブランドイメージに魅了されるのではないだろうか。

ここでミレニアム世代と銀行側の価値観に、大きな差異が生まれることになる。

FinTechCityのファンディング・ディレクター、ジュリー・レイク氏も同様に、「消費者の声に深く耳を傾けることが、本当の意味での金融包括を創出につながる」とし、それがミレニアル世代を含む消費者間で、「FinTechへの意識を高める基盤となる」とコメントしている。(FinTech online編集部)

最終更新:8月18日(木)8時10分

ZUU online

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