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保護者向け連絡機能追加、Google Classroomアップデート

リセマム 8月18日(木)15時15分配信

 米国Googleは8月17日(現地時間)、教師と生徒をつなぐコミュニケーションツール「Google Classroom」に、保護者向けの連絡機能を追加したことを発表した。教室と家庭の垣根を超えた学びを実現し、生徒の学習をさらに良質化させる狙い。

8月17日のアップデートにより、フリーハンドによって線や文字、図を書き込めるようになった

 「Google Classroom」とは、Google Apps for Educationスイート(ソフトウェアパッケージ)に含まれる、教師と生徒のためのコラボレーションツールのこと。Google Apps for EducationにはGmailやGoogleカレンダー、Googleドライブ、Googleドキュメントなどのサービスが教育機関向けに包括されている。Google ClassroomがGoogle Apps for Educationに追加されたのは、2014年のこと。授業の課題・問題の作成、成績表管理、生徒の管理などが行える統合ツールで、クラウドサービスのため教師・生徒ともに利用環境を選ばない点も特徴だ。

 Google Classroomの利用者はこれまで教師と生徒に限られていたが、8月17日のアップデートではさらに保護者とのコミュニケーションも可能になった。新機能の使い方は、Google Classroomを利用する教師が保護者に利用招待を送信し、保護者が招待を承認するだけ。保護者は1日、もしくは1週間ごとに子どもの授業予定やクラス内の知らせをメールで受信できるようになる。

 Google Classroomにはタブレットやスマートフォンで動作するモバイルアプリも用意されているが、今回は同時にアプリにも新機能を搭載。Google Classroomで共有された教材や宿題に、図形の挿入やフリーハンドによる線が描けるようになった。線の色は自由に選べるため、算数(数学)や理科の授業での図形描写や解説の書き込みなどに役立てることができそうだ。実際にこの機能を利用しているアメリカ・マサチューセッツ州の英語教師によると、コメントは個人別に書き込めるため、各々の理解に応じたアドバイスや反応が返せるという。

 このほか、Googleはアメリカ国内で新学期が始まるこの時期にあわせ、Google Apps for Educationユーザーに向けGoogleの次世代型メールツール「Inbox」の開放や、「Google Cast for Educatin」とWebブラウザ「Chrome」を連携させた教師と生徒の画面共有機能の提供なども開始した。Googleは今後、Google+やTwitterの公式アカウントで新機能の詳細説明を行うとしている。

 Google Apps for Education、ならびにGoogle Classroomは日本での導入、利用も進んでいる。利用はすべて無料。利用を希望する場合は、Google Apps for Education内の申込みフォームに必要事項を記入のうえリクエストを送信する。利用審査プロセスの中で教育機関であることを証明する必要があるため、個人やクラス単位ではなく、必ず学校単位で申し込むこと。

《リセマム 佐藤亜希》

最終更新:8月18日(木)15時15分

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