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【テニス】錦織「五輪銅メダル」で4大大会初制覇に太鼓判の根拠

東スポWeb 8月18日(木)10時0分配信

 リオデジャネイロ五輪男子テニスシングルスで日本勢96年ぶりのメダルとなる銅メダルに輝いた世界ランク7位の錦織圭(26=日清食品)は、15日に開幕したマスターズ大会のウェスタン&サザン・オープン(シンシナティ)、4大大会の全米オープン(29日開幕、ニューヨーク)と続く大事な連戦でツアーに合流する。グランドスラム初制覇に期待が高まるなか、元日本代表監督で日本テニス協会の坂井利郎常務理事(68)は「メダリストになったのは日本スポーツ界の中ですごいステータス。必ずプラスになる」と断言する。

 なかでも貴重な経験となったのは、ツアーにはない3位決定戦で世界ランク5位の難敵ラファエル・ナダル(30=スペイン)との死闘を驚異の粘りで制したことだ。「アレ、負けていたよね。ちょっと信じられない。メダルを意識して勝ちを意識して(劣勢になり)その中で立て直すのは大変なこと」と坂井氏は強靱な精神力をたたえる。さらに「五輪は極端な雰囲気の場。グランドスラムより日の丸もあちこちで振られるし、観客もうるさい。ああいう中で勝ったのはいい経験になった」と続け、坂井氏は目を細めた。

 五輪独特の緊張感は4大大会決勝でも味わえない。その中で本来の力を発揮できたことが、何よりの成果だった。錦織は2014年全米オープン決勝で当時5勝2敗と勝ち越していたマリン・チリッチ(27=クロアチア)にストレート負け。初舞台で硬くなり、いつもの動きができなかったことが敗因の一つだった。

 五輪は“壁”を破るきっかけになる。「1個取れば2個、3個とつながる」と坂井氏は4大大会初制覇に太鼓判を押す。疲れがやや気になるところだが、五輪後の錦織からも目が離せない。

最終更新:8月18日(木)10時6分

東スポWeb