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脱長時間労働のすすめ 「この4つの症状」が現れたら要注意

ZUU online 8月18日(木)19時10分配信

あなたはいま週何十時間働いているだろうか。筆者は新卒で外資系金融機関に入社したが、平均すると週70-80時間くらいの勤務であり、外資系金融機関の中ではこれが標準的な労働時間のようであった。 中には週100時間近く働く人間もいた。

成功するためにはハードワークは必要だ。そして、日本では長時間働くことが美徳と考える人間もまだまだ多い。しかし、ハードワークが本当に幸せにつながるのかは別問題だ。長時間働いているからといって良質な仕事ができるとは限らない。短時間でも一流の仕事をこなすプロフェッショナルはたくさんいる。ここでは脱長時間労働をすすめ、生産性を上げるヒントを解説しよう。

■一流人材の宝庫ウォール街も脱長時間労働に動く

ウォール街も若手バンカーの労働時間の改革に着手した。勤務時間の削減や、全休暇の消化を義務づけるなど若手バンカーのワークライフバランスの向上に向けてウォール街も動き始めた。

この改革の背景には人材の確保が難しくなってきたという事情もある。ウォール街は高給だが、その労働環境は過酷を極める。そのため、若手バンカーの離職率が高く、人材が定着しにくい。一流の人材が集まるウォール街も、脱長時間労働に向けて動き始めているのだ。

■この症状に当てはまったら危険? 4つのチェックポイント

個人的には、労働時間と仕事の質、量は比例しないと考える。もちろん、単純作業ともなれば話は別だが、知的労働において労働時間は必ずしも仕事の成果に直結しない。 これは筆者が経験からも自信をもって言える。

実際に筆者が 週80時間以上労働を半年以上続けてどのようになったのかを簡単にご紹介しよう。以下で紹介する症状を感じた場合は、今すぐにでも労働スタイルを変更する必要がある。

(1)見出しなみの乱れ
まずは身だしなみが徐々に乱れてくる。今までは髪も整えてヒゲもしっかり剃っていたのに、寝ぐせをつけてヒゲも2、3日剃らないのが当たり前のようになってくる。

(2)週末にやる気が起きなくなる
週末はとにかく何もする気が起きず、1日中ボーっとしてしまい気力が全くわかなくなる。部屋の掃除もしないため、ごみ屋敷状態になってくる。

(3)モチベーションの低下
仕事に対して意欲が著しく低下し、スキルアップのための勉強や自己投資などを全くしなくなる。

(4)常に疲労感があり、憂鬱になる
仕事中はもちろん、帰宅後も常に疲労感に悩まされ、また朝が来ることを考えると憂鬱になってしまう。特に日曜日は本当に憂鬱で、休日を楽しめなくなる。

このように悪循環に入ると仕事の質も幸福度も著しく低下してしまうため、早めに悪循環を断ち切る必要がある。

■悪循環を断ち切る 3つのポイント

では、脱長時間労働を達成するために何をしたらいいのだろうか。筆者が使っている簡単な小技集をご紹介しよう。

(1)タスクリストを作成して上司に報告する
仕事というのはいくらでも降ってくる。そのため、やらない仕事を決めることは労働時間を削減する上で非常に重要だ。個人的に効果的だったのは、タスクリストを作成して上司に自分の業務状況を報告し、仕事に優先順位をつけることだった。上司に自分の状況を認識させることで、上から降ってくる仕事量をある程度コントロールできるうえに、優先順位の低い仕事は後回しにしてもいいという免罪符にもなる。

ポイントは、詳細なタスクリストを作ることだ。「A業務をする」で終わるのではなく、「A業務を完了するために、BとCをする」というように、ステップまで明確にすることで、より正確に上司に自分の現状を伝えることができる。これを始めてから上司も筆者の業務量に配慮してくれるようになったため業務量が削減されただけでなく、上司と業務の優先順位を共有することでよりスムーズに仕事が進むようになった。

(2)時間を決めて仕事をする
生産性をあげるために非常に効果が高い方法が時間を決めて仕事をすることだ。たとえば、今から1時間でここまでやると決めて仕事に取り掛かれば、驚くほどの集中力で仕事がどんどん進んでいく。明確な終了時間を設定しているため集中力が持続しやすいうえに、時間が決められているというプレッシャーがあるため生産性が飛躍的に向上する。これは特に雑務処理において威力を発揮する。たとえば、筆者の場合は朝の20分でメール処理をすると決めている。今までダラダラと文章を考えていたのが驚くほど簡潔に文章がまとまるようになった。

(3)仕事が回らない場合は人に相談する
筆者の社会人としての大きな失敗の1つが、業務量が完全に自分のキャパシティーを超えているにも関わらず一人で抱え込んでしまい、結果としてプロジェクトチーム全体に迷惑をかけてしまったことだ。

人間一人でできる仕事量には限界がある。自分一人で抱え込んでしまうのではなく、必要なら上司や同僚に相談し、業務を分担してもらおう。筆者も最初の失敗に懲りて、現在は事前にキャパシティーを超えそうだと思ったら上司に相談するようにしているため、一人で深夜遅くまで働くという生活を何日も続けるということがなくなった。

現在は上記を行うことで、労働時間が短くなり、プライベートの時間も確保できるようになった。するとみるみるうちに自分の生活が変わった。積極的に自己投資して学習するようになり、部屋もきれいになった。毎日も楽しくなり、人生の幸福度も上がったと感じている。このような個人的な経験からも、脱長時間労働を強くおすすめしたい。(アナリスト 樟葉 空)

最終更新:8月19日(金)10時1分

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