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交通規制を最小限に…高速道リニューアルで新工法

レスポンス 8月18日(木)14時0分配信

NEXCO西日本は、中国自動車道 徳地インターチェンジ(IC)~鹿野IC間の道谷第二橋(上り線)で、交通規制を最小限にする半断面床版取替工法の現地試験施工を実施している。

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NEXCO西日本では、2016年度から「高速道路リニューアルプロジェクト 大規模更新・修繕事業」に本格的に着手しており、現在は6橋で床版の取替工事を実施中。従来の床版取替工事では、取り替えを行う橋梁を全面通行止めとし、もう一方の橋梁を対面通行規制で運用してきたが、交通量の多い路線やIC、サービスエリア(SA)近くに位置する橋梁では、対面通行規制が困難なため、車線規制による施工が可能である「半断面床版取替工法」による施工を試験的に実施している。

半断面床版取替工法は、取り替えを行う床版を走行車線側と追越車線側に分割し、車線規制により半断面ごとに既設床版を撤去し、新しいPC床版に取り替える。ただし今回の試験施工は、架設時の通行車両に対する安全性確保等の確認が主な目的であるため、車線規制ではなく、対面通行規制により実施している。

同工法は、走行車線側と追越車線側で分割した床版を連結するために、縦桁を設置せずPCケーブルにより緊張する新たな工法として、高速道路総合技術研究所、NEXCO3社、ピーエス三菱が共同で開発。従来の半断面床版取替工法は、床版縦目地の接合部分を支持するための縦桁を施工する必要があるが、同工法により床版を連結する場合には縦桁を施工する必要がないため、シンプルな構造となり、施工性および維持管理の容易さにも配慮したものとなる。なお、当該工法による現地施工は、高速道路では国内初の試みとなる。

《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》

最終更新:8月18日(木)14時0分

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