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北のプルトニウム生産主張 韓国当局者「関連国と対応協議」

聯合ニュース 8月18日(木)14時48分配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が寧辺の核施設で核燃料の原料となるプルトニウムを生産し、濃縮ウランを計画通り生産していると明らかにしたことについて、韓国政府当局者は18日、「関連国と共に対応策の協議に入った」と明らかにした。

 ただ、政府は本格的な対応に乗り出す前に関連国と共に北朝鮮の主張について慎重に確認作業を進めるとみられる。

 北朝鮮の原子力研究院は17日、共同通信の書面インタビューに対し「黒鉛減速炉(原子炉)から取り出した使用済み核燃料を再処理した」と主張した。

 また、ウラン濃縮施設を正常に稼動させ「核兵器の生産と原子力発電に必要な濃縮ウランを計画通り生産している」とした。

 これについて外交部当局者は17日、「報道の通りであれば、これは北の全ての核開発プログラムに関わる活動を禁止した国連安全保障理事会の決議に明白に違反する」と指摘。その上で「政府は関連国および国際機関と対応策を緊密に協議していく」と述べた。

 北朝鮮の核兵器使用のためのプルトニウム生産が確認されれば、政府は国連安保理レベルの対応に出るとみられる。その場合、中国の動向が注目される。

 国連安保理は今月3日の北朝鮮の中距離弾道ミサイル「ノドン」とみられるミサイルの発射を非難する報道声明の採択を推進したが、中国が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に反対する文言を盛り込むよう要求したことで声明発表は見送られた。

 ただ、中国も北朝鮮の核保有を認めないとする立場を明確にしているため、ミサイル発射とは異なり国際社会と歩調を合わせざるを得ないのではないかという観測も出ている。

 北朝鮮がプルトニウムの生産を認めたのは、2013年4月に寧辺の5メガワットの原子炉を再稼動すると宣言して以来。

 今年6月には海外メディアが、北朝鮮が寧辺の核施設でプルトニウム生産のための再処理活動を再開したと報じていた。

 また同月、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は北朝鮮が核再処理施設を再稼動させた可能性に言及した。

最終更新:8月18日(木)14時53分

聯合ニュース