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エリートの相次ぐ亡命に正恩氏が激怒 海外に検閲団急派

聯合ニュース 8/18(木) 16:53配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、外交官や海外レストラン従業員など「出身成分(身分)」の良い海外派遣労働者・駐在員による脱北・亡命が相次いでいることに激怒し、中国をはじめとする海外各地に検閲団を急派したことが18日、分かった。

 北朝鮮事情に詳しい消息筋によると、金委員長は先ごろ大使館や代表部、貿易商社、レストランなど海外に置くあらゆる機関に対し「逃走や行方不明といった事件・事故の発生要因を前もって積極的に取り除き、実績が振るわない者は即座に引き揚げさせるように」と指示したという。

 また「電子機器を利用した南韓(韓国)の資料や不純な出版物、宣伝物の閲覧を防止」するよう指示したほか、中国にある北朝鮮レストランから従業員と支配人が集団で韓国に亡命した先の事件を踏まえ「責任者の派遣先からの無断離脱とほかの人員の移動を禁止」するよう命じたとされる。

 金委員長のこうした指示があった直後、労働党や内閣、国家安全保衛部(秘密警察)は指示の履行を理由にさまざまな検閲団を組織し、海外各地に派遣しているという。特に、滞在者が最も多い中国で厳しい調査を行っていると消息筋は伝えた。

 一方、消息筋によると、海外駐在の北朝鮮公館職員の間では近ごろ、金委員長が北朝鮮エリート層の相次ぐ脱北・亡命に激怒し、軍に指示して脱北を防げなかった人民保安省(警察)や国家安全保衛部の関係者を残忍に銃殺させたとするうわさが公然の秘密として広がっているという。

最終更新:8/18(木) 16:57

聯合ニュース