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「秘密」栗山千明と大友啓史、“胸が苦しかった”解剖シーン振り返る

映画ナタリー 8月18日(木)23時51分配信

「秘密 THE TOP SECRET」の公開記念舞台挨拶が、本日8月18日に東京・新宿ピカデリーで行われ、三好雪子役の栗山千明と監督の大友啓史が登壇した。

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清水玲子のマンガをもとにした本作は、死者の脳に残された記憶を映像化して事件を解明する警察庁の特別機関・通称「第九」の苦悩と活躍を描くサスペンス。第九の室長・薪剛を生田斗真、新人捜査官・青木一行を岡田将生、薪の親友である捜査官・鈴木克洋を松坂桃李が演じた。

鈴木の恋人であり、薪たちをサポートする法医第一研究室監察医の雪子を演じた栗山。舞台挨拶では、全国の観客より集められた質問の中から「雪子は薪のことをどう思っているのか?」「雪子の立場だったら、あの仕事を続けられる?」という疑問がぶつけられた。栗山は正当防衛で薪に撃ち殺された鈴木に想いを馳せ、「私だったら逃げてしまいそう。受け止められない」と吐露。そして雪子の気持ちに寄り添い、「彼女の場合は、鈴木とともに第九を立ち上げた薪に対して、見守りたい、見続けないといけないという使命感を持っているのでは」と見解を明かす。

大友はそんな雪子のことを「恋人を奪った薪に対する憎しみもあっただろうけど、鈴木のことをよく知り、さまざまなことを共有していたのが薪だというのも知っている。だから憎みきれないんだよ」と説明。相反する感情を抱く難しい役どころだったが、「栗山さんは複雑な感情を表現できるお年頃でしょうから」と冗談交じりに、信頼の念を示した。

また栗山は「鈴木を解剖するシーンが一番胸が苦しかった」と口にする。大友は、死体である鈴木の目から涙があふれるカットについて触れ、「あのシーンこそ、僕がこの映画でやりたかったこと」と言及。そして「大変だったのは(解剖)されるほう。特殊メイクをして、硬いベッドでずっと寝転がってもらって」と鈴木役の松坂を労い、「死んでいるから呼吸で胸を動かせないんだけど、桃李くんは『泣いてみせる』って言うの。でもカメラでずっと回していたんだけど、なかなか出ない(笑)」と撮影のエピソードを披露。最後に「あれは本当に死者の中に残っていた薪や雪子に対する感情なのか? それともただの水滴だったのか? 解釈は皆さんにしてほしい」と観客に呼びかけた。

また終盤には、会場から質問を受け付けるコーナーも。死の直前、自分の理想とする世界が脳内に映し出されるという設定にちなみ、観客から「栗山さんの一番大切な人は?」というストレートな質問が飛ぶ。栗山は驚きつつも、「やっぱり家族ですよね」とにっこり笑顔で答えた。



(c)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会

最終更新:8月18日(木)23時51分

映画ナタリー