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【ライブレポート】スーサイド・サイレンス、“約束の初来日ツアー”開幕

BARKS 8/18(木) 17:34配信

スーサイド・サイレンスの自己初となるジャパン・ツアーが、8月17日、東京・渋谷クラブクアトロにて開幕を迎えた。デスコア界のカリスマというべきフロントマン、ミッチ・ラッカーのバイク事故による他界という絶対的な窮地を乗り越え、後任にエディ・ヘルミダ(元オール・シャル・ペリッシュ)を迎えた新体制での第一作となる『ユー・キャント・ストップ・ミー』を2014年の夏に発表している彼ら。実は昨年10月に初来日公演が決まっていたにも拘らずそれが延期されるという一件があっただけに、ファンの飢餓感も極限まで達していたといえる。そして、バンドとファンの双方にとって待望だったといえる今回の公演は、まさに熱気と熱気のぶつかり合う熱狂的なものとなった。

◆スーサイド・サイレンス 画像

18日の大阪、19日の広島と、まだ公演が続くだけに、具体的な演奏内容に関する記述は控えておくが、とにかくその演奏ぶりは過剰といえるほどに気合の入ったもの。汗にまみれ、髪を振り乱しながら演奏する5人の姿からも、鋭利な爆音と鬼気せまるシャウトの迫力からも、日本での正真正銘の初ステージを特別なものにしてみせようという並々ならぬ気迫が感じられた。開演の数時間前、会場内の楽屋でエディ、そしてギタリストのマーク・ヘイルマンに話を聞くことができたが、ふたりは「昨年日本に来られなかったことについては本当に申し訳なく思っていた」「今回のツアーは自分たちにとって、何があろうと今年かならず遂行すべき最優先事項だった。それが実現できてとても嬉しい」と語っていた。

また、彼らによると、一昨年からずっと続いてきたツアーの合間を縫いながら、実は次なるアルバムの制作も進められており、実質的な録音作業はすでに終了しているのだという。これからミックスなどの過程を経ることになり、マークによれば「年内にはかならずリリースしたい。クリスマスには絶対に間に合うはずだ」とのこと。従来以上にオーガニックな手法でレコーディングされているというこの次作でプロデューサーに起用されているのは、かのロス・ロビンソン。これは期待せずにはいられないところだし、「次のアルバムこそが、このバンドにとって本当の意味での新たな章の始まりになるはずだ」と語るエディの表情も自信に満ちていた。

前述のとおりバンドは8月19日の広島公演をもって初のジャパン・ツアーを終えることになる彼らだが、その後はアジア各国やオーストラリアを巡演し、9月末からはふたたび新たなアメリカ・ツアーを開始する。そして『ユー・キャント・ストップ・ミー』に伴う長く密度の濃いツアーは、年内をもって終了ということになるが、「次のアルバムのツアーでは、絶対に早いうちに日本にまた戻ってくることを約束するよ」という彼らの言葉を信じつつ、次なる展開に期待したいものである。そしてもちろん大阪、広島での公演に駆けつけることができる読者には、この機会を逸してほしくないところだ。

文/撮影◎増田勇一

■<SUICIDE SILENCE『Tour of Japan 2016』>
2016/8/18 (Thu) Umeda AKASO
OPEN 18:00 START 19:00
Guest: NEUROTICOS
スタンディング 前売り:¥6,500
※ドリンク代別
(問)SMASH WEST 06-6535-5569

2016/8/19 (Fri) Hiroshima CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 START 19:00
Guest: NEUROTICOS / BLIND HATE
スタンディング 前売り:¥6,500
※ドリンク代別
(問)CLUB QUATTRO 082-542-2280

最終更新:8/18(木) 17:34

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