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しつけの難しさを感じることの多い3歳児 どのような対応がいい?

ベネッセ 教育情報サイト 8月18日(木)10時0分配信

できることも増えてきて、あれがしたい、これが欲しいとはっきりした主張を始める3歳児。嬉しいことですが、保護者としては困ることも出てきます。今までは「ダメだよ」「やめようね」で通じていたことがそうでなくなり、大きな声で泣かれたり、なだめることができなくてイライラしたり…。しつけの難しさを感じることの多い3歳の子どもたち。ではどのように対応していけばいいのでしょうか。

「いい子」「悪い子」ではなく、「いいこと」「悪いこと」で区別する

「いうことを聞いて、いい子だね」「そんなことをするのは悪い子だよ」…以前であれば、子どものしつけはこんな言い方で済んでいたかもしれません。ですが、いい子、悪い子というのはあくまでも大人の目線での基準。子どもには非常にあいまいなものです。さらに言えば、いい子とか悪い子というのは、「大人の顔色」を見なければわからないことです。

3歳になると、「いい子でいたい、叱られたくない」という気持ちより、好奇心や何かを欲しいと思う気持ち、ものへの執着のほうが強くなります。いい子、悪い子という区別ではなく、ひとつひとつのことに対して「いいこと」「悪いこと」ということを伝えるようにしましょう。

子どもが納得できるように「どうしてダメなのか」の説明を明確に

3歳児のしつけで重要なのは、「既にわかっているはず」と思っていることも、改めて理解しやすい言葉で説明しなおすことです。たとえば、お店でお菓子を買わせないようにするとしても、次のような理由の中から、ご家庭や今のお子さまに合ったものを選んで説明する必要があります。さらに、「ではどうすればいいのか」までをつなげ、深く理解できるよう導いてあげてください。

例えば、「このお菓子を食べてしまうと、お腹がいっぱいになってご飯が食べられなくなるからやめようね。前、お腹がいっぱいで食べられなくなっちゃったときがあったよね」と、過去のことを思い出させながら声がけしてあげると、なぜダメなのかがはっきりします。値段が高すぎるお菓子を欲しがるときには、「明日のお菓子を買うお金がなくなるからやめようね」と、将来の可能性を具体的に伝えてみましょう。

年齢に応じて選択肢を少しずつ増やしてあげるのも効果的です。ただダメというのではなく、これができれば買うことができる(半分は明日の分にするお約束できるかな?など)という、「条件つき」のお話もしてみましょう。全部食べたくなるのを我慢できるのか、心の中の自分と相談をする経験を重ねることにより、自分の感情をコントロールできるようになっていきます。

ときには「説明が面倒だから、時間がないからごまかす」ということもあるかもしれません。ですが、それを重ねてしまうと子どもが自分で考えて行動する意欲を失わせてしまいます。「とにかくダメ」が最もしつけを遠回りさせてしまうと考えてください。

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最終更新:8月18日(木)10時0分

ベネッセ 教育情報サイト