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リオ五輪マラソン女子=3選手に日系人が街頭からエール=日の丸手に届けた「頑張れ!」

ニッケイ新聞 8月18日(木)5時9分配信

<ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」18日付け>

 【リオ発=小倉祐貴記者】リオ五輪女子マラソンが14日午前、サンバカーニバルの会場を発着とする市内コースで行なわれた。街頭には日の丸を手にした日系人や親日ブラジル人が大勢集まり、日本代表3選手に向け一体となって「頑張れ!」と大歓声を送った。

公館前にリオ日系人が集結

 リオ市内に日の丸国旗が踊った。14日に行なわれた女子マラソンを街頭から応援しようと、市内在住の日系人が集結。在リオ総領事館(フラメンゴ区)から程近くにある海沿いの大通りに、大勢が集った。呼びかけたのはリオ州日伯文化体育連盟。五輪開催地の日系統括団体として、鹿田明義理事長は「絶対にやろうと決めていた」。

 先月発生したフランス・ニースでのテロ事件を機に、中止も検討した。実際に、日本からの訪問者を支援する官民一体の連絡協議会は、安全を第一に街頭応援の呼びかけを辞めた。それでも当日は、有志が総勢100人以上駆けつけた。「日本を応援したいという強い思いの人ばかり」。辺りを見渡し鹿田理事長が微笑んだ。

 この日のリオは真夏のような炎天下。最高気温は30度を越え、路面を走る選手の体感温度はさらに高まる。選手同様、集った日系人も汗をぬぐいながら必死に日の丸国旗を振った。日本からの応援団や総領事館職員、駐在員、非日系も一緒になった。

 訪れた宮本メリーさん(72、二世)は「みんなで日本を応援しようと思った」と祖国への思いを語る。栗原謙一郎さん(68、三世)も通過した日本人選手の背中を見つめながら、「あっという間に通り過ぎてしまったが、『頑張れ』って大声を出したよ」と笑顔がはじけた。

 競技に目をやると、日本人選手の成績は振るわなかった。ただ山元毅在リオ総領事が「選手たちには励みになったはず」というように、暑さを吹き飛ばすような声援がランナーに送られた。

 地球の反対側にある世界最大の日系社会からのエールは、きっと日本にも届いたはずだ。

最終更新:8月18日(木)5時9分

ニッケイ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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