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九州ラーメン「うまかっちゃん」少~し衣替え ロングセラー故に悩んだっちゃん

qBiz 西日本新聞経済電子版 8月18日(木)11時10分配信

 一体どこが変わった? 九州で大ヒットした豚骨味の袋ラーメン「うまかっちゃん」が、28年ぶりに包装をリニューアルした。ところが、デザインは以前とそっくり。マンネリ化を避けたい一方で、客離れのリスクもはらむため「小出し」にとどまった。そこには、ロングセラー商品を擁する企業の苦悩がにじむ。

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 「うまかっちゃんのデザインを一新」。福岡市で2日に開かれた記者会見で、発売するハウス食品の担当者が説明した。しかし、袋は以前とほぼ同じ。変えたのは(1)ラーメンの写真を大きくした(2)ハウス食品のロゴを加えた-の2点。黄色が基調の背景に、博多祇園山笠をあしらった絵や毛筆の題字は据え置いた。

 広報担当者は「正直、大きく変えることはできなかった」とポツリ。「デザインも資産ですから」と、“ドル箱”商品を変える難しさを訴えた。

 うまかっちゃんは1979年に発売。包装にはあえて会社のロゴを入れず「製造元」に福岡工場がある福岡県古賀市の住所を記載。「九州密着」をアピールした。5カ月後、金額ベースで九州・沖縄の袋ラーメン市場で1位に。37年たった今も、トップシェアだ。

 その存在感は、ハウス食品が、逆に“便乗”するほど。今回、ロゴを記したのは「うまかっちゃんのブランド力にあやかる部分もあった」(広報担当者)という。

 ただ、一方で、売り場では他社の新商品が続々と投入され、「安泰」とは言い切れない。「同じままでは見劣りする恐れが…」「変えたら既存客が離れかねない…」。結果として、マイナーチェンジにとどまった。

 実際、大幅なリニューアルにはリスクを伴う。

 カルビーは2007年、人気菓子「かっぱえびせん」の包装デザインを、赤から白に一新した。ところが「分かりにくい」と消費者の混乱を招き、5年後に赤に戻した。広報担当者は「(定番商品は)パッと見て分かるデザインに」と教訓を語る。

 その後、かっぱえびせんは「反動で売れ行きが伸びた」との見方もあり、“功罪”は定かではない。

 変えるか、変えないか。ロングセラーには常に苦悩がつきまとう。

西日本新聞社

最終更新:8月18日(木)11時10分

qBiz 西日本新聞経済電子版

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