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上期の国内鋼材消費、3005万トンに減少-新日鉄住金見通し

鉄鋼新聞 8/18(木) 6:00配信

 新日鉄住金によると2016年度上期(4~9月)の国内鋼材消費量は3005万トンとなり、前年同期比、前期比ともに減少する見通しだ。特殊鋼の鋼材消費量は前年同期や前期と比べて横ばい。普通鋼鋼材消費が建設分野向け、製造業向けともに減少することが響く。4~6月と7~9月の比較では、1473万トンから1532万トンへと59万トン増える。「7~9月から下期にかけて内需が増加する」(高炉メーカー営業幹部)との見方が有力な中、建設需要が想定通り増えてくるかがポイントだ。

 上期の国内鋼材消費3005万トンの内訳は、普通鋼2375万トン。特殊鋼630万トン。普通鋼の内訳は、建設が1042万トンで製造業向けが1332万トン。製造業比率は63・5%と、前年度に比べて上昇する。
 製造業の中では造船が210万トン、自動車が524万トン、産業機械が230万トン、電気機械が142万トンなど。製造業向けは前年度比で軒並み横ばいか微減にとどまる中で、建設向けが減少したことで製造業向け比率が相対的に上がった。
 昨年度からの四半期ベースの国内鋼材消費を見ると、昨年度4~6月が1532万トン、7~9月が1557万トン、10~12月が1569万トン、1~3月が1520万トン、今年度に入り4~6月が1473万トン、7~9月見通しが1532万トン―と推移している。
 今年度下期は、東京五輪関連需要が動きだして建設需要の増加が見込まれている。円高影響が懸念されるものの自動車など製造業の回復も期待されており、鋼材消費量は上期を上回る見通しだ。

最終更新:8/18(木) 6:00

鉄鋼新聞