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恐竜骨化石の密集地が長崎市にも 発掘化石一般公開へ、福井県立恐竜博物館など発掘調査

福井新聞ONLINE 8月18日(木)16時55分配信

 福井県立恐竜博物館(勝山市)と長崎市は18日、長崎市の長崎半島西海岸の約8100万年前(白亜紀後期)の地層「三ツ瀬層」で見つかった恐竜の歯や骨などの化石とスッポン類の化石計18点を、新たに長崎市内で一般公開すると発表した。恐竜などの化石がまとまって発掘される白亜紀後期の地層は珍しく、同博物館の宮田和周主任研究員は「白亜紀後期の日本の脊椎動物の多様性を知る貴重な資料」としている。

 2012年度に始まり、13年度から本格化した同館と長崎市の共同発掘調査で見つかった。12年度からの4年間で計384点の化石が発見されている。宮田主任研究員は、同地層について「勝山市のように恐竜の骨化石が密集する『ボーンベッド』と呼べる。今後は保護、展示を含めた化石資料の活用が期待される」と強調した。

 恐竜化石は計10点。複数の獣脚類(肉食恐竜)の歯が2点、歯の断片3点、後ろ足の指先の骨1点。このほか肉食か草食かは不明だが、肋骨(ろっこつ)の一部などがある。歯の化石は最も大きいもので長さ42ミリ、幅18ミリ。肋骨の一部は長さ200ミリ、幅20ミリあり、大型恐竜とみられる。

 スッポン類の化石は背甲の一部や肩甲骨など8点。復元すると甲羅の長さが40センチを超えるものもあり、白亜紀後期の日本のスッポン類としては非常に大型の個体。爬虫類は温暖な条件で大型化するため、当時は暖かい気候だったことがうかがえるという。

福井新聞社

最終更新:8月18日(木)16時55分

福井新聞ONLINE