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世界も注目する日本の「特活」 どんなことが注目されているの?

ベネッセ 教育情報サイト 8月18日(木)16時0分配信

多くの学校では、夏休みもあと少し。北海道など一部では、既に学校が始まっています。この間、児童会や生徒会などのボランティア活動があった学校も、少なくないことでしょう。秋には運動会や文化祭など学校行事も目白押しで、準備のためには学級会も欠かせません。そんな「特別活動」(特活)について、次期学習指導要領では、教科の授業などと同じように「学力」を育成しようとしています。何より日本の特活は、「海外からも高い評価を受けている」(中央教育審議会のワーキンググループ報告)というのですが……?

「教科」の基盤をつくる「領域」として

特活は、学校教育法施行規則上、各教科や道徳などと並ぶ「領域」の一つです。指導要領では、学級活動・ホームルーム活動、児童会・生徒会活動、クラブ活動(小学校のみ)、学校行事で構成され、それぞれ目標や内容を持ち、授業時間も年間35時間(週1時間相当)が確保されています(小1のみ34時間)。

特活全体の目標は、たとえば小学校の場合、「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う」とされています。「集団の一員」の部分は、中高で「集団や社会の一員」に、「自己の生き方についての考えを深め」は、中学校で「人間としての生き方についての自覚を深め」、高校で「人間としての在り方生き方についての自覚を深め」となっており、発達段階によって微妙に表現が違います。

こうした規定に基づいて、全国の学校で、特活が行われているわけです。決して各学校が好き勝手にやっているわけではありません。あくまで、指導要領の目標を達成するため、もっと言えば「人格の完成」を目指す教育基本法の目標を達成するためです。

授業をするにも、クラスの人間関係が良好でなくてはなりません。特活は、そうした集団の基盤をつくるものでもあります。

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最終更新:8月18日(木)16時0分

ベネッセ 教育情報サイト