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建物使用巡り制裁金 山口組に東京高裁決定 厚木の関係先

カナロコ by 神奈川新聞 8月18日(木)7時3分配信

 指定暴力団山口組弘道会系組織の厚木市内の関係先建物について、東京高裁は17日までに、住民側の間接強制の申し立てを全面的に認め、事務所などに使用した場合は1日当たり100万円の支払いを命じる決定を出した。10日付。

 住民側弁護団によると、決定は建物を事務所や連絡場所などに使用してはならず、違反した場合は組長ら3人が1日当たり100万円を支払うとする内容。

 この建物を巡っては、住民らが「平穏に生活を営む権利が侵害される」として使用禁止を求め、横浜地裁小田原支部は2003年、組長らに「暴力団事務所などに使用してはならない」とする決定を出していた。

 ところが、山口組と神戸山口組が分裂し今年2月、建物にトラックが突っ込む建造物損壊事件が発生したため、住民側は「03年の決定に違反し、事務所として使っている実態が確認できた」と主張。違反した場合に制裁金を課せられる間接強制を申し立てた。

 同支部は6月、申し立てを一部認める決定を出したが、住民側が高裁に抗告していた。弁護団は「安心、安全なまちの実現のため、違反行為があれば金銭の支払いを求めていく」と話している。

最終更新:8月18日(木)7時3分

カナロコ by 神奈川新聞