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国宝へ正式指定 「称名寺聖教」「金沢文庫文書」

カナロコ by 神奈川新聞 8月18日(木)15時56分配信

 県立金沢文庫(横浜市金沢区)が保管する「称名寺聖教(しょうぎょう)」と「金沢文庫文書(もんじょ)」の国宝指定が17日、官報に告示された。山下公園(同市中区)前に係留されている「氷川丸」と宝城坊(伊勢原市)の「木造獅子頭(ししがしら)」の重要文化財も告示され、いずれも正式指定となった。

 称名寺聖教は北条実時が建立した同寺に伝来する仏教の史料群1万6692点。金沢文庫文書は金沢北条氏の書状など4149点。

 氷川丸は1930年に竣工(しゅんこう)した日本郵船の貨客船で、60年まで就航した。航海日誌など記録類8点と図面類455点も価値を補完する資料として附(つけたり)指定された。木造獅子頭は、遅くとも13世紀後半までに作られた。

 金沢文庫(横浜市金沢区)では10月2日まで、これら資料群と仏教美術作品が一堂に会した企画展「国宝でよみとく神仏のすがた」、日本郵船歴史博物館(同市中区)では12月25日まで、資料や写真、手記などで竣工から86年間の航跡をたどる企画展「まるごと氷川丸展」を開催している。

 県内の国宝指定は66年の「絹本(けんぽん)著色(ちゃくしょく)北条実時像」など以来、50年ぶり。県内の重文(美術工芸品)は293件(国宝18件を含む)となった。 

最終更新:8月18日(木)15時56分

カナロコ by 神奈川新聞