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ヒョウタンの縁起物商品化

紀伊民報 8月18日(木)16時42分配信

 和歌山県上富田町岡の八上王子跡が世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に追加登録されることを見込み、地元住民が特産のヒョウタンを使って王子跡にちなんだ縁起物を作った。八上王子跡の近くに開店した直売所で販売し「町の観光が盛り上がれば」と期待している。


 ヒョウタンの縁起物作りは、町から「観光コンシェルジュ」の業務を委託された石丸美穂子さん(45)が企画した。

 ヒョウタンは岡地区の特産品で、岡老人クラブ(中道武会長)の会員が中心になって栽培している。中道会長(74)によると、岡地区では老人クラブの仲間づくりとして55年前に岡の田中神社近くの園地などで栽培を始め、かつては土産物として人気があった。いまは需要が低下し、栽培する会員も減っている。

 石丸さんはヒョウタンを町の産品として再び売り出そうと岡老人クラブから長さ15センチ前後の果実を購入し、地域の人に筆で「八上王子」や同町市ノ瀬にある「一ノ瀬王子」の文字を書いてもらうなどして商品化。800~1500円で販売を始めた。

 石丸さんは「町内の王子跡を巡った記念として観光客に買ってほしい。ヒョウタンに絵を描く体験も観光メニューに取り入れたい」と話す。中道会長は「世界遺産の追加登録を機に再び岡のひょうたんが注目されたら」と期待している。

最終更新:8月18日(木)16時42分

紀伊民報