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クリントン氏の電子メール問題長引く、FBIは聴取資料を議会に送付

Bloomberg 8月17日(水)11時36分配信

米連邦捜査局(FBI)は16日、私的な電子メールサーバーの使用をめぐりヒラリー・クリントン前米国務長官に事情聴取した際の資料を議会に送付した。米国務省は同日、クリントン氏が提出しなかった数千件の公務関連メールを公表する方針を確認した。

この日のFBIと米国務省の動きにより、クリントン氏と側近による国務長官時代の機密情報の取り扱いをめぐる論争は、残り12週間となった米大統領選の間も続くことがほぼ確実になった。

バージニア大学政治センター所長のラリー・サバト氏は「電子メール問題はしつこい微熱のようなもので、大統領候補に致命的ではないもののクリントン氏の残る公職期間中に国民からの信頼を弱めるだろう」と指摘した。

ブルームバーグ・ポリティクスが今月5ー8月に実施した全米調査では、投票見込みの有権者の58%が、米大統領選民主党候補クリントン氏による国務長官時代の電子メールの取り扱いについて「大いに」気掛かりだと回答した。

クリントン氏は7月2日に3時間半にわたり、FBI捜査官と連邦検察当局から事情聴取を受けた。FBIのコミー長官は翌週に議会で、クリントン氏がFBIにうそをついた証拠はなかったと述べた上で、同氏が議会に偽証したかどうか調査を求める共和党議員の要請を追求する考えを示していた。

下院情報委員会の民主党トップ、アダム・シフ議員はFBIの資料の「内容は政治的目的でリークされるだろう」と予想した。クリントン陣営の広報担当ブライアン・ファロン氏は発表文で、「これらの資料が司法省以外で共有されることになる場合は、共和党が党派心から選別してリークし不正確な特徴付けを行う事態にならないよう、国民自身が確認できる形で幅広く公表されるべきだ」とコメントした。

原題:Clinton’s E-Mail Woes Persist as FBI Sends Notes to Congress (1)(抜粋)

Billy House, Ben Brody

最終更新:8月17日(水)11時36分

Bloomberg