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米国株:小反発、午後に買い-FOMC議事録が低金利維持を示唆

Bloomberg 8月18日(木)5時34分配信

17日の米株式相場は小反発。午後に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて、9月の利上げ見通しが後退し、買いが優勢になった。

議事録では、追加利上げの緊急性をめぐり当局者の間で意見が分かれたことが示されたが、さらなるデータを待つことでメンバ-の認識はほぼ一致したという。ターゲットやロウズの決算が失望を誘って売りが先行したが、公益事業株が7週間ぶりの大幅高となり、午後に入って上げに転じた。

S&P500種株価指数は前日比0.2%高の2182.22で終了。一時は0.4%下げる場面もあった。ダウ工業株30種平均は21.92ドル(0.1%)上昇し18573.94ドルで終えた。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルッシニ氏は議事録について、「数人の当局者が行動を起こすべきだとの見解を示唆した。しかし、他の文言をみると、国内外の情勢を受けて当面は金利据え置きが正当化されると判断したようだ。議事録によると、米金融当局は利上げを実施しない理由を探そうとしており、好材料と言える」と述べた。

議事録は「労働市場と経済活動の基調的な勢いを測るため」、さらにデータを蓄積する必要があると記述した。FOMC会合以降、雇用は拡大しているが、7月の小売売上高が横ばいになるなど経済指標は強弱まちまち。生産者物価指数(PPI)が前月比で低下し、消費者物価指数(CPI)は横ばいとなっており、インフレは依然として抑制されているとの見方が強まっている。

公益事業や金融、生活必需品銘柄を中心に反発した。電力会社のドミニオン・リソーシズは2.6%上昇し、5カ月ぶりの大幅高。一方、ターゲットやロウズは下げ、利益見通しが市場予想を下回ったステープルズは7.1%下げた。最大1万4000人を削減すると報じられたシスコシステムズは1.3%下落。アーバン・アウトフィッターズは決算が予想を上回り、株価は16%高。

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最終更新:8月18日(木)6時44分

Bloomberg