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中国国債市場の利回り曲線がフラット化-人民銀のジレンマ浮き彫り

Bloomberg 8月18日(木)11時58分配信

中国の国債市場でイールドカーブ(利回り曲線)がフラット化している。

中国国債の1年物と20年物の利回り格差が2015年4月以来の小ささとなった。中国人民銀行(中央銀行)が利下げを控えるとの見通しから短期債の利回り低下は抑制される一方、景気見通し悪化の懸念から長期債が買われている。

イールドカーブのフラット化は、人民銀が直面するジレンマを映し出している。人民銀が利下げすれば資産バブルのリスクが高まるとともに、人民元に対する下押し圧力が高まり、資本流出が加速することになるが、金利据え置きを続ければ景気減速が深刻化する恐れがある。

SWSリサーチの債券アナリスト、陳康氏(上海在勤)は「金融政策は非常に慎重で、かつ長い間変わっていないというのが現状だが、誰もが経済に一段と悲観的になっている」と指摘。来年まで人民銀は借り入れコストを引き下げないだろうと予想している。

中国国債は3年連続の値上がりに向かっている。17日の取引で20年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し3.07%となった。1年債利回りはほぼ変わらずの2.10%で、利回り格差は97bp。15日には90bpと、1年4カ月ぶりの低水準を記録した。

原題:China Yield Curve Flattens as PBOC Seen Resisting Cutting Rates(抜粋)

Justina Lee

最終更新:8月18日(木)11時58分

Bloomberg