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商船三井:LNG船計画を縮小、市況に適合-19年度120隻を100隻へ

Bloomberg 8月18日(木)15時0分配信

世界最多の液化天然ガス(LNG)船を持つ商船三井は、2019年度に同船の保有数を120隻に増やす計画を見直し、100隻程度にとどめる方針だ。LNG価格の下落に伴い、新規ガス田開発が減るとみて、需給に最適化する。海洋エネルギー営業戦略事業の責任者、橋本剛専務が18日、ブルームバーグのインタビューで明らかにした。

17年度から始まる3カ年の中期経営計画に盛り込むという。現在の中計目標のLNG船120隻体制は「諦めた訳ではなく延期」として、25年度をめどに達成したいと述べた。

商船三井の16年3月時点でのLNG船は、航行中が69隻、発注済みが22隻で計91隻。14年度からの中計では、当時のエネルギー市況を反映し19年度までに、保有するLNG船を計120隻と拡大させる計画だった。

橋本専務は、LNG船の大量発注への前提条件として「1バレルが60ドル程度まで回復する必要がある」と述べた。この水準を超えることで、世界的に多くの開発プロジェクトが立ち上がり、LNG船の需要が一段と高まるという。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の価格は18日、1バレル=46ドル台後半で取引されている。

同社は、15年度にドライバルク船とコンテナ船を対象とした構造改革を実施し、1793億円の費用を計上。17年度からの中計では、市況が厳しい中でも、変動を抑制して安定的に収益を上げるために、船隊規模の最適化やコスト低減などを目指す。

Kiyotaka Matsuda, Chris Cooper

最終更新:8月18日(木)15時0分

Bloomberg