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「本日こそは」と日銀買い期待、上値も重いが底堅さも見られそう

ZUU online 8/19(金) 8:10配信

昨日の雷雨はすごかったですが、今朝は雲の間からまん丸い月も見え隠れしており、天気も良くなっています。オリンピックも本当にみんな頑張っており、株式市場ももう少し頑張ってくれないものかと思います。期待された日銀もオオカミ少年のようになっており、毎日毎日「今日こそは」ということになっています。

ただ、日銀や政府にばかり頼っている相場というのもおかしなものですし、日銀のETF買いも「株価対策」ではないのですから、あとはしっかりと「お金を回さなければならない人」がしっかりとお金を回すかどうかということなのでしょう。ここまで「金余り」が続いているなかでいっこうに景気が良くならないことも政府や日銀のせいばかりにしていないで、マスコミを始め皆が考え直すことも必要ではないかと思います。マスコミも政府や日銀の批判ばかりしていないでしっかりと情報を提供して欲しいですし、企業経営者も「効率化」や株主のことだけではなく従業員の幸せも考えた方が良いのではないかと思います。

米国株は堅調で夜間取引の日経平均先物が堅調となっていたこと、昨日の大幅下落の反動から堅調な展開が期待されます。ただ、為替が相変わらずドル安基調にあり、週末の手仕舞い売りも嵩んで来そうで冴えない展開となりそうです。それでも昨日も日銀のETF(上場投資信託)買いが出ていなかったこともあり、「本日こそは」ということで日銀買い期待から売り難さも見られそうです。上値も重いのでしょうが、底堅さも見られそうです。

下値の節目の一つと見られた16,500円水準まで下落となりました。さすがにこの水準では底堅さも見られ、日銀買い期待から売り難くなれば、買い戻しを急ぐ動きも出てきそうです。今度は戻りを試す動きも見られそうですが、当面は16,500円~600円水準での動きが中心となりそうです。

■本日の投資戦略

日銀買いが期待されながらも買いが入らないということで手仕舞い売りに押されている感じです。それでもまだまだ期待は根強く、この水準からは売り難さも出てきそうです。英国のEU(欧州連合)離脱時の時に比べれば為替は同水準でも日経平均は1,500円も高い水準であり、逆に言えばある程度日銀の買いも織り込んでいるということになりそうです。

円高(というよりはドル安)が進むようであれば、業績面での不安も増すのでしょうが、日銀のETF買いに加えて、為替への介入期待も出てきそうで、為替も落ち着いて来るものと思われます。米国の利上げが取りざたされても円高が進むということでもなさそうで、今度は米国の利上げから円安に振れるということになるのではないかと思います。為替介入についてもけん制発言などもないようですし、米国でも1ドル=105円~110円程度のドル高は容認できるのではないかと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:8/19(金) 8:10

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