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戻ってきた自虐と本領 松山英樹、ショット不振でも上位発進

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 8/19(金) 10:13配信

米国男子ツアー「ウィンダム選手権」が18日(木)、ノースカロライナ州のセッジフィールドCCで開幕。松山英樹はショットの不振に悩まされながらも5バーディ、1ボギーの「66」(パー70)をマークし4アンダーとして、トップと3打差の8位タイと好位置で滑り出した。

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早朝のドライビングレンジでは終始、不満顔。ショットが安定しないままティオフを迎えた松山は、それでも前半インの15番(パー5)でバーディを先行させた。18番では2打目でグリーン右からの下り傾斜を伝わせ、ピン奥左3mに付けて2つ目。ノーボギーのまま2アンダーで折り返した。

上々のスコアでまとめながらも「ショットが一発も良いのがなかった」と、仏頂面は変わらない。後半1番ではフェアウェイからの2打目をダフらせて3オン2パットのボギー。苛立ちが募るシーンにも「練習場ではそれ(同様のミス)が普通に出ていた。ハーフターンまでに出ないのが不思議なくらい。『やっと(本番で)出たか』という感じだった」と、むしろ冷静だった。悪い状態を受け入れながら、2番のセカンドショットはピン手前1.5mにつけてバーディを取り返すと、さらにふたつバーディを重ねて上位スタートを決めた。
この日は新しい1Wを実戦投入。6月に試したダンロップスポーツのスリクソンZ565よりもヘッドがひと回り小さい「Z765 リミテッドモデル」のプロトタイプを握った。シャフト脱着機能がない、日本国内限定で販売予定のモデルだが「このコースは、1Wはそんなに使わないから(きょうの出来は)あまり気にしていない。スイングがもう少し良くなれば、ショット自体も良くなるかな」と評価も先送りする手応えに。また、前週再渡米してからは時差ボケに苦しみ、今大会直前まで体調不良にも悩まされていたが、巧みにスコアメークした。
「66」以下で回ったのは、優勝した2月の「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」の第1ラウンドで「65」を記録して以来。“悪いなりにスコアをまとめる”能力が、松山が誇示してきた強さのひとつ。6月の「全米オープン」から4試合中3試合で予選落ちを喫していた時期には、影をひそめていたが、終盤戦に再び姿を現しそうな予感だ。

前年はタイガー・ウッズと回った予選ラウンドで初日「65」としながら2日目に「73」を叩いて2年連続で決勝ラウンドに進めなかった。「まあ、去年も良いところから予選落ちしたんで。あまり気にせずやります」。単純な数字だけでは満足できない。慢心を排除する、自虐的な自己分析も戻ってきた。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/桂川洋一)

最終更新:8/19(金) 10:13

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)