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モン吉がファンモンから変わらない感覚とマイペースさを武器に作り上げたソロ1stアルバム

M-ON!Press(エムオンプレス) 8月19日(金)18時7分配信

あの頃と同じメロディと、変わらぬ優しい言葉を、新しいビートに乗せて。FUNNKY MONKEY BABYS(以下ファンモン)解散から3年、モン吉のソロ第一弾アルバム、その名も『モン吉1』。自分の足で、自分のスピードで、しっかりと人生を踏みしめて歩く男の、伸びやかな明るさに包まれた最高のポップアルバムだ。

「引き継いでる」ジャケット写真とは?

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■中途半端に混ぜても面白くない

──3年ぶりですか。そんなに経った気がしないです。

モン吉 お互い、変わってないですね(笑)。

──そもそもファンモン解散前に、ソロの第一歩はどうしようとか、プランは考えてたんですか?

モン吉 いえ、まったく。とりあえず一回休もう、というぐらいです。実際2年くらい、まるっきり何もせずに休んでました。旅行に行ったりとか。

──機材にも触らず?

モン吉 いや、トランスとかテクノとか、ボーカルが入っていないものは作ってました。

──モンちゃん、そっちが大好きだから、そっちに行く可能性も高いなと思ってたんですよ。

モン吉 行きたいなと思ってるんですけど、誰も話に乗ってくれないんですよ(笑)。今の時代、逆に面白いかなと思うんですけどね。

ただ、それは同時進行でやっていきたいなって、いまだに思ってます。ひとつは思いっきりJ-POPに振り切って、もう一方でボーカルを入れない。中途半端に混ぜても面白くないんで。

■縁が繋いでいってくれました

──じゃあ、今回は“J-POPアルバムを作ろう!”ということで。

モン吉 そうです。一年かけて、ゆっくり作らせてもらいました。本当にありがたいです。

──サウンドメイクの面で、今までにない人脈の方が多く参加してますね。YOW-ROW、Army Slick、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)さんとか。

モン吉 ケンモチさんはsoundbreakersの大野(裕一)さんが紹介してくれて、YOW-ROWさんは、ドリーミュージック・の制作の方と繋がっていて。縁が繋いでいってくれました。

Armyさんも初対面ですけど、元々テクノを作っていた方なので、意思疎通がスピーディーにできて、やりやすかったです。

──お馴染みの、田中隼人、NAOKI-Tさんもいて。

モン吉 今まで一緒にやってた方は、勝手がわかってるんで。“これ、モンちゃんに合うと思う”というトラックを用意してくれましたね。

■おのずとアルバム全体がそういう感じになりました

──グループ時代とは違って、曲の方向性をジャッジするのはモンちゃんだけ。意識したことは?

モン吉 最初の頃に心配だったのは、詞が書けるのかな? ということでしたね。でも1~2曲出来た段階で、思ったよりできるなということになって、そこからはあまり考えなかったです。

──最初の1~2曲というのは。

モン吉 「サヨナラREMEMBER」と「桜ユラユラ」かな。J-POP的な“良い曲”というのは、ファンモンの時から変わらない感覚でいたので。その感覚で作っていけば出来るんだということがわかったんで、そこからはもう迷わずに。

──ファンモンとの差別化は、特に考えず?

モン吉 まったく考えてなかったですね。トラックに関しては、もっと自分の趣味や、もっと先端のものを入れたいという感覚はあったんですけど、上に乗っかる声とかに関しては、そんなに。

あと、オートチューンを使ったりとか、前よりも自由になったんで。面白いな、楽しいな、と思いながら作ってました。

──顔を見てて思うけれど、本当に楽しそう。歌詞にも“気楽に行こう”というフレーズが、何ヵ所か出てくるし。

モン吉 気楽に行こう! という気持ちがあったんで、おのずとアルバム全体がそういう感じになりましたね。なんか過剰な気がするんですよ、最近の日本は。モンスターペアレントとか。

■ソロだし、歌ってもいいのかなと

──ああ~。そっちですか。

モン吉 子供が生まれたこともあるんですけど、そういうことは気になりますね。仕事でも、有給はあるけど使えないとか、ひどい話も聞くし。お休みで羽根を伸ばせば、また仕事に対するモチベーションも上がるだろうし、もうちょっと全体的にゆるくてもいいんじゃないの? とか思いますね。

──「Everything’s Gonna Be Alright」なんて、まさにそのことを歌ってる。

モン吉 これは珍しく、社会的なことを歌ってるんですよね。ファンモンのときは、意識的に避けてたんですけど、ソロだし、歌ってもいいのかなと。

──ファンモンとの大きな違いは、モンちゃんがひとりで歌うと、声に透明感があるから、エレクトロなトラックにすごく馴染むんですよ。

モン吉 TD(トラックダウン)にはすごくこだわりました。音圧も前の倍ぐらい入ってる感じがするし、マスタリングも、トム・コインという世界の巨匠なので、そこでもひと段階化けましたね。ダンスミュージックの良さと、J-POPの良さが、良い感じで出たなと思ってます。

■楽しくやっていれば、そのうちまた良い曲が出来るんじゃないか

──さあ、このアルバムが、今のJ-POPシーンの、どのへんに位置するか。

モン吉 どうなんですかねー。捨て曲なしで行けたと思うんで、ファンモンを好きだった人も楽しんでもらえるし。オケ的には、前よりも実験的なことができたと思うんで、新しい人が聴いてくれたらうれしいなと思ってます。

──そしてこのジャケット写真。うれしかったですよ。引き継いでるなって。

モン吉 良かったです。ファンモンのときは、出る気はまったくなかったんですよ。それでケミちゃん以外、ファン(ファンキー加藤)ちゃんや俺の顔は思ったより知られてないなと思ったんで、知ってもらいたかったのと、タイトルも『モン吉1』だし、良いのかなと。ファンモンぽいジャケットも、やっちゃいけないということもないですから。

──今後の活動は、どんなふうに?

モン吉 制作して、ライブして、子供と遊んで、旅にも行けて。そういうことをバランス良くできるのが理想です。仕事に関しては、良い曲を作るだけですね。良い曲が出来るのは、運だと思ってるんで。楽しくやっていれば、そのうちまた良い曲が出来るんじゃないかと思いますね。

INTERVIEW & TEXT BY 宮本英夫

★明日(2016.08.19)18:00に「5秒で答えて」を公開!

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【ライブ情報】
モン吉「猿旅2016」
09/30(金)東京・Zepp Tokyo
10/15(土)大阪・Zeppなんば大阪

【プロフィール】
モンキチ/1979年2月17日、東京都八王子市生まれ。2004年1月に地元・八王子にてFUNKY MONKEY BABYSを結成。2006年にシングル「そのまんま東へ」でメジャーデビュー。2016年3月にソロ第1弾楽曲「桜ユラユラ」を配信限定シングルとしてリリースした。

【リリース情報】
2016.08.10 ON SALE
ALBUM『モン吉1』
ドリーミュージック・

最終更新:8月19日(金)18時7分

M-ON!Press(エムオンプレス)