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イ・ジョンヒョン(from CNBLUE) ファンと一緒に作り上げた初ソロツアーを完走

エキサイトミュージック 8月19日(金)20時30分配信

韓国出身のバンドCNBLUEのギター&ボーカル、イ・ジョンヒョンが8月18日(木)、東京国際フォーラム ホールAで、初のソロツアー『1st Solo Concert in Japan~Welcome to SPARKLING NIGHT~』ファイナル公演を開催。本ツアーは7月27日にソロアルバム『SPARKLING NIGHT』の発売を記念したもので、大阪・名古屋・東京の5公演で計約18,000人を動員した。

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アルバムジャケットと同じ赤いドレープカーテン、そしてレッドカーペットが敷かれた階段というセットは、ゴージャスな大人のジャズクラブの佇まい。その階段を濃緑のスーツ姿で降りて来るジョンヒョンの姿は、まさに貴公子。オープニングを飾ったアルバム『SPARKLING NIGHT』のリード曲「Moonlight Swing」では、ミュージックビデオと同じ2名のダンサーを従えスウィングする。

「Call Me」や「Pina Colada」でも、ダンサーとリズムに乗りながら軽くダンス。ソロアルバム曲では、ゴージャスな空間にぴったりなムードを醸したが、これは、CNBLUEでは見られない姿だ。音を奏でるバンドもドラム、ベース、ギターに、キーボード、男女コーラス、そしてサックスが加わったCNBLUEとは異なる編成。何よりもボーカルに徹して、目を閉じながらギターを持たずに歌う彼の姿は新鮮だ。

“ギター弾き”を自称するジョンヒョンだが、彼がようやくギターを手にしたのは、アコースティックギターを奏でながら歌った9曲目の「IRONY」。なんと本編でギターを弾いたのは、ジョンヒョンらしいブルースギターをじっくり聴かせる「Nothing」との2曲だけ。ソロ・アーティストとしては、ボーカルに注力しているのが感じられた。

ボーカリスト、ジョンヒョンとしての力量を示したのは、アルバムにも収録されている尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」の韓国語カヴァーを歌ったときだ。ピアノに導かれ、彼が声を発すると会場中に物音ひとつしない静寂が訪れる。ファンも嬌声を上げるタイミングを失い、ペンライトを振ることさえも忘れて彼の歌声に聴き入ってしまう。歌い終わった瞬間に、割れんばかりの拍手が起こったが、それまでは、ピンスポットを浴びるジョンヒョン以外の時間が止まっているかのような、不思議な光景が見られた。

「ライブで歌うって、怖いことなんです。昔は僕も怖かったけど、CNBLUEとしてライブをたくさん経験して、今は僕の一部になった。でも、CNBLUEがなかったら、ひとりで歌うのは怖かったかも。強い人にしてくれたみなさんに感謝したいです」と言う言葉が印象的だったが、「みなさんにいっぱい会えるように、いい曲をたくさん作って頑張りたい。今年、もう30曲作って、来年用の曲も作っている。来年もまた、(ソロ活動を)できたらと思います」というファンへのプレゼントのような宣言に、会場も大喜び。

アーティストとしての決意が聞けたかと思えばMCでは、最近ハマっているという「ポケモンGO」の話題に。「夕べも寝ようと思ってチェックしたら、すごいのが出て、テンション上がって夜中2時に代々木公園へ。マネージャーと男3人で、笑いながら深夜の渋谷を走った。何やってるんだ、俺たち」と、熱く語る顔は少年。

また、「Pina Colada」前のインターバルでは、彼がスイス旅行や釣りを楽しんでいるプライベート写真が「SHINE DROP」に乗せて公開されたが、仕事も趣味も遊びも全力で楽しむ人間らしさも彼の魅力だ。

ソロアルバムを引っさげたツアーということで、アルバム収録10曲すべてをライブでも見せてくれたが、CNBLUEのライブ定番曲に加え、「ファンのみなさんからリクエストをいっぱいもらって、急きょやることにした。初心に戻れる曲」というインディーズ時代の「Kimio」と「voice」など懐かしの曲も。改めて聴くと、すでにジョンヒョンらしさはこの頃から変わらない。

大きなイ・ジョンヒョンコールで迎えられたアンコールでは、Tシャツに着替えて登場すると、『SPARKLING NIGHT』のリード曲候補だったという「SHINE DROP」を演奏。CNBLUEの新潟公演で夜空を見上げたときにできたという「STARLIT NIGHT」では、深い夜空に星が輝くような照明がムードを高める中、ファンが“永遠に一緒”とハングルで書かれたカードを掲げるというサプライズイベントも行われた。

バンドメンバーと挨拶しても、止まないアンコールの声。ひとりステージに残ったジョンヒョンは、アカペラで「笑顔をありがとう」と歌いだすと、会場から「a.ri.ga.tou.」の大合唱が沸き起こる。ファンの声にジョンヒョンがアコースティックギターで伴奏を付けながら「こちらこそ、ありがとう」と優しい目でつぶやく。

更なる大きなアンコールの声に、バンドメンバーを再び呼び込みトリプルアンコールの「Blind Love」に突入。ファンも大きな声をふりしぼってジョンヒョンと大合唱。ステージ前にファンを呼び寄せマイクを渡して歌わせるなど、最後までファンと一体となったライブを展開した。

『SPARKLING NIGHT』収録全曲に加え、CNBLUEのライブ定番曲、そして懐かしのインディーズ時代の曲まで、ジョンヒョンの過去から現在までの名曲の数々が堪能できたライブだったが、何よりも強く感じたのは、ジョンヒョンとファンが一緒に作り上げたライブだったということだ。「I just need a...」や「Foxy」、「Kimio」では、ファンにコーラスを徹底指導。「とにかくデカい声で!」と、何度もダメ出しをして繰り返す鬼コーチと化したが、指導後にステージの上のジョンヒョンとファンが同じ熱量で曲と向き合い、ハーモニーとパッションが溶け合う様を見て序盤から「最高の夜になりそう! すごい思い出を作ってあげたい」と笑顔がこぼれていたが、ファンもそんなジョンヒョンの想いにトリプルアンコールまで大きな歌声で応え、彼に向き合った。

「音楽で、そして、ライブで時間を共有したいと思ったから、ソロ・アルバムを作りました。ファンのみなさんと一緒に楽しむためのアルバムです」とアルバムのインタビューで答えていたが、彼のその想いが結実した、音楽を媒介としたファンとの絆が見えた、一体感に満ちたライブとなった。

なお、『イ・ジョンヒョン(from CNBLUE) 1st Solo Concert in Japan ~Welcome to SPARKLING NIGHT~』は、10月16日(日)21時よりフジテレビNEXT/NEXTsmartにてテレビ初放送が決定。また、日本デビュー5周年を迎えるCNBLUEは、12月10日(土)、11日(日)幕張メッセで開催される『2016 FNC KINGDOM IN JAPAN - CREEPY NIGHTS-』への出演が決定しているが、ジョンヒョンは、そこでもソロステージを披露する予定。

≪セットリスト≫
1. Moonlight Swing
2. These days
3. Lucid dream
4. Call me
5. Hate you
6. I just need a..
7. Blind Love
8. Smile
9. IRONY
10. Pina Colada
11. Foxy
12. Show Me More
13. I LOVE YOU
14. Nothing
15. Kimio
16. voice
<encore>
1. SHINE DROP
2. STARLIT NIGHT
3. a.ri.ga.tou.
4. Blind Love

最終更新:8月20日(土)22時0分

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