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田中敦子、井上喜久子、平田広明…個人制作アニメに豪華声優集合の理由

シネマトゥデイ 8月19日(金)20時50分配信

 声優の田中敦子、福島央俐音、石黒千尋らが19日、下北沢トリウッドで行われたアニメーション映画『ねむれ思い子 空のしとねに』の公開記念トークショーに出席し、豪華声優出演の経緯やアフレコの様子を語った。この日は栗栖直也監督も来場した。

【動画】豪華声優が参加!

 本作は、生まれた直後に両親を事故で亡くした少女・織音(福島)が、19年後に謎の組織によって連れて行かれた宇宙ステーションで亡き母・里美と出会い、自身をめぐるさまざまな謎とその真実に直面する姿を描いた作品。奈良在住のクリエイター栗栖監督が7年の歳月を費やして完成させ、個人制作ながら、カナダ、アメリカ、ドイツ、イスラエルほか世界6か国の映画祭で上映された。

 自主レーベルの作品にもかかわらず、ボイスキャストには田中のほか、井上喜久子、平田広明など実力派声優が集結。福島によると、井上と田中の参加はチャリティー関連の仕事で一緒だった二人に、先に出演が決まった福島が声を掛けたことで実現。一方、平田からは「出演するかどうかは観てから決める」という回答があったといい、福島は「映像を観たら、出ますと言っていただけて。うれしいことですね」と笑みを浮かべた。

 主人公の母・里美を演じた井上について田中は、「喜久子ちゃんとは一緒にスタジオで声を録ったんですが、収録風景を見ていて、ベッタリと時間を共有した親子じゃないのに、(娘に対して)愛情があるお母さんという感じが出ていて。たいしたものだな、すごいなと思って見ていました」と感心した様子。娘役を務めた福島は「井上さんはキュートで少女みたいなところがあって。かわいいお母さんという感じでしたね」と述懐。本作で描かれる母親の愛情は登壇者たちに感銘を与えたようだ。

 そんな本作の物語のインスピレーションの源について、「娘の存在がこの作品の原動力でした。娘も作り始めた時は幼稚園だったのに、完成した時は中学生でしたからね」と付け加えた栗栖監督。今回が凱旋(がいせん)上映となり「この作品を奈良で作っていた時は、こんな素晴らしい声優さんたちに参加していただけるなんて想像もしていなかったし、こうやって上映してもらえることも想像していなかった。信じられないですね」と感無量の表情を見せた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ねむれ思い子 空のしとねに』は下北沢トリウッドにて26日まで上映

最終更新:8月19日(金)20時50分

シネマトゥデイ