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夏休みに遊び倒したいPCゲームは? 達人が語るオススメ3選

ITmedia PC USER 8月19日(金)10時17分配信

 PCゲーマー御用達のアキバ老舗ショップ、パソコンSHOPアークの協力を得て、ゲーミングPCに最適なシステム構成や、マウス、キーボードなどの周辺機器、はてはセキュリティソフトまで、“達人”視点でオススメを紹介してもらう本連載。今回は夏休みに遊んでおくべき注目ゲームタイトルを聞いた。

【賞金がかかった国内大会も開かれているeSports】

 取材に応じてくれたのは、以前ゲーミングマウス選びでも登場したアークのベテランスタッフである松島さんと、同店では珍しい女性スタッフの野沢さん。もちろん、二人とも自他共に認めるPCゲーマーだ。

 ちなみに野沢さんはイラストレーターとしての一面を持ち、公式ブログで「Arkな日々」を連載しているほか、一部のマニアの間では絶大な人気(編集部調べ)を持つ同店のマスコットキャラクター、アク子さんの二代目絵師、ひほすけ氏としても活躍している。

●数千万人のプレイヤーが熱中する「League of Legends」

 オススメゲームタイトルで真っ先に二人の口から出たのは“LOL”ことRiot Gamesの「League of Legends」。MOBA(Multiplayer online battle arena)と呼ばれるジャンルのゲームだ。

 同ゲームのプレイ人口はバスケットボールやサッカー、テニスに次ぐ数千万人規模とも言われ、その競技性の高さからプロプレイヤーたちが億単位の賞金を争う世界大会も行われている(実際にe-Sportsが盛んな米国ではLOLの出場選手に競技選手用のビザが発行された)。また、2016年は日本サーバーが正式にスタートし、これまで北米サーバで遊んでいた国内プレイヤーの遅延問題を解消、ますます盛り上がりをみせている。

―― LoLの魅力について教えてください。

松島 RTS(Real-time Strategy)のような戦略要素と、プレイキャラクターに応じたアクション要素、そしてRPGのような成長要素と、幅広い魅力がバランスよく入っている点ですね。それとやはり友だちと一緒にプレイできるのは楽しいです。チームプレイもそうだし、対戦する場合でもキャラによる相性や相手のクセが分かったり、熱いです。

野沢 自分がプレイするのではなく、観戦してて楽しいという点もあると思います。代々木体育館で国内リーグの決勝(LJL 2016 Spring Split Final)をやったときは席を追加しちゃうくらい盛況で。プロレス観戦みたいな、現場の熱気というかライブ感覚がすごい。

 あとは、ほかのゲームイベントでは見られないくらい女性プレイヤーが多いのも特徴ですね。Riotの公式イラストは可愛いキャラが多くて、LoLは関連グッズも充実していると思います。グッズを身につけてイベントに来ている女の子が本当に多くて。日本もキャラクターにすごく力を入れていて、日本語版キャラの声は有名な声優さんが担当していたりするんです。例えば、ティーモ大尉っていう、愛されキャラというか、憎まれキャラがいるんですけど、声はポケモンのピカチュウとかワンピースのチョッパーをやってる大谷さんです。そういう、女性ゲーマーにとっても魅力的な部分がありますね。

―― ちなみに野沢さんはどのキャラクターを使ってるんですか?

野沢 ザックです。

―― ……ザックは、可愛くないですよね?

野沢 じゃあコグ=マウ!

―― いや、コレも可愛くないですよね?

野沢 ハァ?

―― えー、お二人で一緒にプレイすることはあるんですか?

松島 アークのスタッフで構成した「TEAM ARK GAMING」でA5G(After 5 Gaming/社会人向けリーグ)に出てたりしますね。一応、お店では先輩と後輩なんですが、ゲーム中はそういうの関係なく、わりときつめの言葉が飛び交ったり……。

野沢 ゲームの忙しい場面で、ボイスチャットだとどうしてもそうなります。短く簡潔なコミュニケーションのためには、しょうがないと思いますまる。

―― ボイスチャットですか。やっぱりヘッドセットはあったほうがいいですか?

松島・野沢 本気で勝ちに行くなら!

 というわけで、LoLの紹介ついでに、オススメのヘッドセットを選んでもらったので、これからLoLをプレイする、もしくは今まさに楽しんでいるという方は参考にしてほしい。

 野沢さんが選んだのは、RazerでもSteelSeriesでもなくKingstonの「HyperX Cloud Core」。HyperX Cloudシリーズに比べ低音を強調した味付けで、替え用イヤーパッドなどを省くことで税込7540円という高コスパを実現したモデルだ。「プロゲーマー向けヘッドセットの中では手の出しやすい価格が魅力です。初めて試すならコレをどうぞ」(野沢さん)。

製品名:HyperX Cloud Core

税込み価格:7540円


●勝ち負けに言い訳の余地がない「ストリートファイターV」

 続いて取り上げたのは、カプコンの格闘ゲーム「ストリートファイターV」、CAPCOM CUP 2016の競技種目だ。こちらも高額な賞金を求めて世界中のプレイヤーがしのぎを削る有名タイトルとして知られている。

 野沢さんはレトロゲームから音ゲーまで幅広いジャンルのゲームを一通りこなすが、一番得意なのが実は格ゲー。学生時代からアキバのゲームセンターによく通っていたという。

―― ストリートファイターシリーズの魅力は?

野沢 格ゲーは一対一なのがいいですよね。ルールがシンプルで、勝ち負けがはっきりしていて、勝者と敗者しかいない、みたいな。勝てば「私が強い!」って思えるし、負けたら自分のせいなので言い訳ができない。そういう、相手と自分しかいない中で、読み合いや駆け引きがあったり、ぎりぎり追い詰められた場面でどんなプレイをするのかというところにプレイヤー自身の内面が出たりするのが面白いと思います。

 学生時代からアキバのゲーセンにはよく来ていて、スパ4とウル4(スーパーストリートファイターIVとウルトラストリートファイターIV)にははまりましたねー。4のアーケードエディションから始めたので格ゲー歴はそれほどでもないですけど。

松島 いや、実はすごく強いんですよ。新宿で行われたかなり大きな女性限定の大会で優勝したこともあるし。

―― そうなんですか!?

野沢 えっ、あっ、はい。

―― それはすごいですね。ちなみに松島さんと野沢さんはどちらが強いですか。

野沢 私の口から言うのはちょっと……。

松島 まあ、ゲームしてるときは職場の上下関係はまったく無視ですね。容赦ないですこの人。

 そんな格ゲーの鬼である野沢さんがオススメするデバイスは、ずばりアケコン(アーケードコントローラー)だ。特にアーケードで操作を覚えたという人は、パッドよりもスティックを使ったほうが自然に操作できるはず。逆に自宅で練習を積んでから、強い敵を求めてゲーセンに繰り出す場合もアケコンは必須といえる。これからストリートファイターVを極めたいと思っている人は要注目だ。

 アケコンでピックアップしたのは、ゲーム用コントローラーの老舗メーカー、HORIが昨年末に発売した「リアルアーケードPro.V」。PlayStation 4/3はもちろん、PCでも利用できる。「ホリさんはずっとアケコンを出しているメーカーなので、ボタンの質もいいですし、丁寧な作りで改造する必要がないのはいいですね。私はわりとバネを調整したりするほうですが、リアルアーケードPro.Vなら普通に使えるので初心者にぴったりだと思います」と野沢さん。

 アケコンを改造? と首をかしげると、「専用パーツ買ってきて天板パネル開けてボタン調整は基本。ここはアキバですよ」とのこと。なるほどガチだこの人。ちなみにリアルアーケードPro.Vはレバーを静音化したモデルもある。

製品名:リアルアーケードPro.V HAYABUSA

税込み価格:1万3062円


●この夏最も熱いFPS「オーバーウォッチ」

 最後は、Blizzardが開発したFPSタイトル「オーバーウォッチ」だ。6対6のチームを組んで目標エリアの占領または防衛を競う制圧戦と、ペイロードを目的地へ運ぶ護衛または妨害戦が用意されており、各キャラクターの特徴を生かしたチームプレイが勝利のカギとなる。

 近代戦を舞台にした一般的なFPSタイトルでも、アサルトやスナイパー、サポートといったようにロールが分けられていることが多いが、オーバーウォッチではそれぞれ異なる攻撃方法や必殺技を持つ21種類のヒーローが用意され、プレイスタイルの幅が非常に広いのが特徴。5月24日にリリースされ、3カ月経たずにプレイヤー数が1500万人に達した注目のタイトルだ。

―― オーバーウォッチ面白いですね。

松島 一人称シューティングなんですが、キャラクターの個性があって面白いです。近接、遠隔だけじゃなくタンクやヒーラー(サポート)もいて、チーム全体の構成と連携が勝敗につながるバランスのよさがいいですね。

野沢 登場人物ひとりひとりの背景もかなり細かく設定されていて物語があるところも好きです。親友とか宿敵とか、キャラクター同士が近づくとセリフを喋ったりするんですよ。キャラクターデザインがピクサー映画みたいで、これまでFPSをやったことがない人でもこれならハマると思います。

松島 逆に昔からFPSをやってる人は好みが分かれるかもしれません。単純な操作スキルだけじゃなくて、各キャラの特性や組み合わせも考える必要がありますし。

野沢 勝てないのは年のせいですよ。反射神経がアレ。

松島 と、非常にやりがいがあるゲームですが、最新タイトルなのでPC版ならそれ相応のグラフィックスカードが欲しいところです。

 そう言ってオススメしてくれたのがGeForce GTX 1060を搭載したMSIの「GEFORCE GTX 1060 GAMING X 6G」。ベースクロックを1569MHz、Boostクロックを1784MHzに引き上げたOCモデルで、MSIおなじみのセミファンレスクーラー「TWIN FROZR VI」を搭載する。「価格も4万円を切っていますし、これならオーバーウォッチがサクサクプレイできると思います。ただ、ゲーム以外に配信も同時にやりたいという方はGTX 1070をオススメします。オリジナルクーラーを採用したManliの1070搭載モデルは価格もこなれてますし、狙い目かも」(松島)。

製品名:GEFORCE GTX 1060 GAMING X 6G

税込み価格:3万9744円

→販売ページへ

製品名:Manli GeForce GTX 1070 with Twin Cooler

税込み価格:5万3800円



 以上、アキバの“達人”が注目する最新ゲームを紹介した。いずれも世界中のゲーマーたちを熱狂させている鉄板タイトル。夏休みに遊び倒してみてはいかがだろうか。

最終更新:8月19日(金)10時17分

ITmedia PC USER