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競歩・荒井、3位→失格→銅復活! 日本の上訴実り競歩界初メダル

デイリースポーツ 8月20日(土)3時41分配信

 「リオ五輪・陸上男子50km競歩」(19日、ポンタル周回コース)

 3番手でゴールしながら、レース中の接触により失格処分を受けていた日本の荒井広宙(ひろおき、28)=自衛隊体育学校=は、失格取り消しを求めていた日本側の上訴が認められ、銅メダルを獲得した。一度は幻に終わったかに思われた日本競歩界初のメダルが復活した。

 荒井は3時間41分24秒で3番手でゴールした。しかし、残り500メートルでのダンフィー(カナダ)との接触があったことをカナダチームが抗議。審判長により抗議が認められ、荒井は失格処分となった。日本チームはこれを不服とし上訴。国際陸連の理事5人により、裁定が下されることになっていた。

 陸上の日本選手団・麻場一徳監督によると、問題のシーンはレースの最終盤。カナダのエバン・ダンフィーに一度抜かれた荒井が再び抜き返そうとした際に、腕、肩付近が接触した。カナダチームはオブストラクション(反則)としてレース直後に審判に抗議書を提出。ゴールの約30分後に荒井の名前が結果から削除され、失格扱いとなった。

 日本チームは麻場一徳監督の名前で上訴していた。荒井は「ゴールしてカナダが抗議したと聞いて、失格になるかと思ったが、皆さんのおかげ、無事確定しました。悪いことをしたとは思ってなかった。レース後、カナダの選手から謝ってきてハグした。選手同士に問題はなかった」と状況を振り返った。

 不安な気持ちが強かったようで、「ダメだったらどうしようとか、でも獲れたらどうしようとか考えていた。結果として獲れて感謝しています」と紆余曲折を経てのメダル獲得に、喜びをかみしめた。

最終更新:8月20日(土)4時35分

デイリースポーツ