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入学準備 早くも過熱 ランドセル商戦佳境

上毛新聞 8月19日(金)6時0分配信

「工房系」が人気 人気色は品薄に

 来春入学する新1年生を対象にしたランドセル商戦が群馬県内で佳境を迎えている。今年は専門店の職人が作る「工房系」と呼ばれるこだわりのランドセルの人気が急上昇。親らが口コミを頼りに奔走し、既に売り切れ間近となっている県内の店舗もあるほどだ。お盆時期の帰省に合わせて祖父母も巻き込んだ争奪戦も展開された。

 群馬県前橋市のトヤマかばん店は、今月下旬にもランドセルの予約受け付けを終了する可能性が高い。傷や水に強い「牛革ボルサ」を使っており、人気の2色使いの商品は一つ6万円する。4万円前後が主流のスーパーの品より割高だが、職人が手作業で作るため高級感があり、数が少ないことも人気に拍車を掛けている。

 外山昇店長(57)は「商戦は年々早まり、夏休み前には半分が終わっている。他の工房系の店が受け付け終了になったりすると、それを聞いた親たちが焦って、どんどん前倒しになっている」と分析する。

 素材や手縫いにこだわる桐生市のモギカバンには、早い人で1月ごろから問い合わせがあった。オンラインでカタログ請求の受け付けを始めると、請求が殺到、多い日は1日に100件に上った。土日などは関東近県から客が訪れ、色によっては売り切れが出始めている。

 茂木理亨社長(50)は「オンラインで商品を予約し、お盆に祖父母と実物を店に見に来るなど、インターネットをうまく利用している人が多い」と指摘。顧客の要望を受け、12~14日は都内のショッピングビルで開かれる展示会に出展、実物を売り込んだ。

 一方、百貨店も販売促進に力を入れてきた。高崎市の高崎高島屋は、例年より2カ月早い4月1日に店頭販売を開始。ランドセルアドバイザーやメーカーを招いた勉強会も開いた。客の反応も良く、7月までの売り上げは前年同期に比べて2倍近いという。

 お盆は23日までの2週間限定で、普段は販売していない品も展示している。実物を確かめてもらった上で、高島屋オンラインストアでの購入や店頭取り寄せを勧める。

最終更新:8月19日(金)6時0分

上毛新聞