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【高校受験】この時期、子どもと話し合っておきたい「将来」や「進路」のこと

ベネッセ 教育情報サイト 8月19日(金)16時1分配信

2学期に入ると、勉強も忙しく、学校行事も多くて気分的に余裕がなくなるため、志望校についても「受かりそうなところでいい」と考えてしまいがちです。そこで、2学期が始まる前に、あえて親子で考えていただきたい「将来と進路」についてお話しします。

仕事をするってどんなこと? 進路とどうかかわる?

「医師になりたいから、医学部進学コースのあるA高校に進みたい」というふうに、将来の夢と進路が直結しているとしたら、それはすばらしいことです。しかし、そこまで具体的に考えている中学生は少数だと思います。むしろ、仕事について真剣に考えたことのないお子さまが大半ではないでしょうか。志望校最終決定が迫って学校のことしか考えられなくなる前に、ぜひ一度「将来」についてお子さまと話し合ってみてください。

仕事は、単にお金を得るための手段というだけでなく、社会と向き合う手段ともいえます。自分の持ち味を生かし、それを磨くことで、誰かに求められ、社会の役に立つ。そうすることが自分の生きる基盤にもなる--これが仕事の理想形ではないでしょうか。

つまり、将来を考えるためには、まず、自分の長所を自覚し、「自分というものを、社会にどのように生かせるだろうか」と考えてみることが必要です。長期的な視点で自分を見つめることで、「合格のために、受験勉強をいやいやがんばる」のではなく、「自分の適性を伸ばしてくれそうな高校を選び、そこに向かって努力する」という前向きな姿勢が生まれます。

「仕事」について考える材料を用意して

子どもが仕事に興味を持つきっかけとして、「親戚の話を聞いて」というのが意外に多いようです。親戚や知人を通して紹介してもらい、さまざまな仕事の現場を見せてあげられるといいですね。また、気恥ずかしさがあるかもしれませんが、ご自身の進路選択、仕事の面白さや苦労について、お子さまに話してあげるのもよいと思います。学んだことと仕事が直接は結び付かず、回り道が多かったとしても、お子さまに響くものは必ずあるでしょう。むしろ、これまでの経験すべてが、保護者のかたの「今」につながっていることが実感できるかもしれません。

また、お子さまが仕事に興味を持ち始めたら、こんな本もおすすめです。
・村上龍『新 13歳のハローワーク』(幻冬舎)
・三浦しをん『ふむふむ おしえて、お仕事!』(新潮文庫)
どちらも、世の中には驚くほど多様な仕事があること、たとえ人目につかない仕事でも、こだわりや誇りを持ってと取り組むプロたちの姿がいきいきと伝わってくる本です。

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最終更新:8月19日(金)16時1分

ベネッセ 教育情報サイト