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[試乗レポート]ピレリがアジアパシフィック向けに専用タイヤを開発した理由

オートックワン 8/19(金) 20:00配信

「DRAGON」シリーズに新たなラインナップが加わった

ピレリに「DRAGON SPORT」(ドラゴン スポーツ)を名乗る新商品が誕生。既にある”ドラゴン”と同様、アジア・パシフィック向けの専用タイヤだ。“プラス2インチアップ”に対応するスポーティータイヤとして04年に誕生したドラゴンは、現在も14(軽)~17インチを送り出している。

アジアパシフィック市場専用タイヤ「PIRELLI DRAGON SPORT」画像ギャラリー

いっぽう今度のドラゴン スポーツは、その名のとおりスポーツ性を打ち出したまったく新しいタイヤ。サイズは17~20インチ、215~275の横幅、偏平率30~45と、現代のスポーツカー/スポーティーセダン、ミニバンに向いている。

「スポーツ」を名乗りつつも、トータルバランスの高さを予感させる

デザインはピレリのお家芸である非対称パターン。タイヤの接地面外側は、横溝を縦溝まで貫通させていない。コーナーで外側接地面の捻れ撓み等の変形を抑えて、横方向に強く踏ん張るステア特性を生む。

ステア操作初期の反応とグリップ力も含めて運動性を重視している事は間違いないが、縦方向の4本の主溝はウエットの排水性を重視している。いまやスポーツ/スポーティー系タイヤでも運動性重視だけでは魅力とはならず、ウエット性能とウエットブレーキ性能、コンフォート性と環境性、つまり転がり抵抗が少なく燃費に優れていることも、全てユーザーのタイヤ選びにとって重要なポイントになる。

そんなトータルバランスを狙ったドラゴン スポーツは、これまでのピレリのイメージを大きく変える存在になるだろう。

F1開催の「グレード1」サーキットで試すも・・・

ピレリ ドラゴン スポーツのメイン市場は中国のため、試乗は上海国際サーキットに飛ぶ。F1中国GP が終わった翌日、まだF1のラバーコーティングがコース上に黒々と残り路面はベタベタ粘着状況。

これではタイヤ本来の性能以上に”グリップ”するかも知れない。と言う予測だがそれは、雨が一瞬にして消し去った。

さあ試乗開始と言う段での降雨。コース上は一瞬にして染み込んだ油分とタイヤカスによりツルツルで滑る滑る!!

このなかで試乗内容はパイロンスラローム中心のサーキット走行のみ。一般公道用ラジアルとして、これでは音や振動を含む日常域の印象がつかめない。そこで帰国後、すでに日本に入荷しているサイズで改めて試乗する事で落着。

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最終更新:8/19(金) 20:00

オートックワン