ここから本文です

女子シングルス決勝は林(4年)と細沼(3年)の早大対決に [インカレテニス]

THE TENNIS DAILY 8月19日(金)20時20分配信

「平成28年度 全日本学生テニス選手権大会(男子84回/女子60回)」(岐阜県・岐阜メモリアルセンター/本戦8月14~20日/ハードコート)の本戦6日目、19日は男女シングルス準決勝、男女ダブルス準決勝が行われ、決勝進出者が決まった。

男子シングルス決勝は望月(中央大)vs小林(早稲田大)の1年生対決が実現 [インカレ]

     ◇   ◇   ◇

 第1シードの加治遥(園田女子大4年)と第12シードの細沼千紗(早稲田大3年)の準決勝は、細沼が6-1 6-4でストレート勝利を飾った。「相手は第1シードだし、昨年のインカレ室内で優勝しているし、チャレンジャーの気持ちで戦った。それで力が発揮できたと思う」と細沼が満面の笑みで語った。

 第1セットは6-1で細沼が先取。しかし、スコア以上に接戦だった。デュースが続いたゲームが何度もあり、逆のスコアも十分にあり得た。しかし、細沼がチャレンジャーの気持ちで戦っていた分、強気に攻め、要所を締めることができた。

 しかし、第2セットも5-1で勝利が近づくと、細沼のプレーが小さくなる。「ボールが飛んでいかなくて、ポイントがとれなくなった」。加治が昨日の準々決勝で第1セットを0-4から逆転で奪ったことも頭をよぎった。「考えすぎて振れなくなった」と細沼。5-1から5-4と迫られたが、それでも最後は気力を振り絞り、勝利をたぐり寄せた。

「5-5にしていたら、また違った展開になっていたと思う」と加治が言う。だが、反撃はあまりに遅すぎた。細沼の粘り強いプレーにミスが出て、ポイントは奪うものの、ゲームが奪えなかった。「攻めるのか、守るのか、中途半端だった」と敗因を語った。最後のインカレはベスト4で幕を閉じた。

 第2シードの林恵里奈(早稲田大4年)とノーシードから勝ち上がった西田奈生(慶応義塾大2年)の準決勝は、林が6-2 6-3で勝利。林は第1セットを5-0として試合の主導権を握ると、第2セットも3-3から3ゲーム連取で勝利を決めた。

「今日は自分から積極的にポイントをとりにいこうと思っていた」と林。ストロークで西田を左右に揺さぶり、着々とポイントを重ねた。だが、5-0から5-2とされたことが気に入らない。「あそこで6-0にできないのが自分の弱さ。締めるところを締めないといけない」と反省を口にした。

 しぶとい相手だということはわかっていた。だからこそ、今日は自分から先に仕掛けようと考えていた。ストレート勝利で準決勝を突破し、優勝まで、あとひとつ。「意識しすぎるとインカレ室内ように硬くなってしまう(2年連続準優勝)ので、明日はのびのびと戦いたい」と決意を語った。

 西田の快進撃はついに止まった。「自分のテニスをさせてもらえなかった。いつもは入っていたボールが入らなかったし、ダブルフォールトも多く、流れをもってこれなかった」と敗戦を振り返った。体力と気持ちだけは負けないと立ち向かったが、林はこれまで対戦した誰よりも強かった。

 それでも今大会で見せた西田の輝きは印象深い。済美高(愛媛)2年生のとき、テニス部で遠征中にバスが横転し、鎖骨を骨折するなど大ケガを負った。ダブルスのパートナーは下半身不随となって車いす生活に。今大会は、そんなテニス部の仲間たちからメールで激励され、試合に臨んだ。西田のプレーからはテニスができる喜びがひしひしと伝わってきた。

 明日の決勝は林と細沼の早大対決となった。「細沼は向かってくるはずだから、引かずに自分からポイントをとりにいく」と林。細沼も「明日もチャレンジャーで戦うのみ。ここまできたら勝ちたいです」と優勝へ意欲を見せた。

 ダブルス決勝は、第1シードの林恵里奈/上唯希(早稲田大学4年/2年)と第3シードの米原実令/森崎可南子(筑波大学3年/2年)が決勝進出。林には2冠達成の可能性もある。

明日の大会最終日/第7日は、男女シングルス決勝、男女ダブルス決勝が行われる。試合開始は10時からの予定。

     ◇   ◇   ◇

【女子シングルス決勝の組み合わせ】※名前の左の数字はドロー番号、[]はシード順位、Qは予選勝者

37細沼千紗(早稲田大学3年)[12] vs 96林恵里奈(早稲田大学4年)[2]

------------------------

【女子ダブルス決勝の組み合わせ】

1林恵里奈/上唯希(早稲田大学4年/2年)[1] vs 36米原実令/森崎可南子(筑波大学3年/2年)[3]

(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)

最終更新:8月19日(金)20時20分

THE TENNIS DAILY