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ペップの繋げるGKへの飽くなきこだわり 英メディアが注目したのは“クラシコ史上最速失点“

theWORLD(ザ・ワールド) 8月19日(金)22時40分配信

ハートには求められないものか

マンチェスター・シティ指揮官のジョゼップ・グアルディオラがGKジョー・ハートをスタメンから外したことが話題を呼んでいる。ハートは長年マンCのゴールを守ってきたが、パスをあまり得意としないハートはグアルディオラの好むタイプのGKではない。現在バルセロナGKクラウディオ・ブラーボの獲得に近づいていると言われており、ハートは苦しい立場に追い込まれている。

グアルディオラがどれほどGKにパスを求めているのか。英『sky SPORTS』は、2011-12シーズンのバルセロナ対レアル・マドリードの一戦がそれを物語っていると伝えた。この試合では、試合開始直後に当時バルサの守護神を務めていたビクトール・バルデスがとんでもないパスミスを犯し、試合開始22秒でFWカリム・ベンゼマに得点を許してしまった。バルデスのキックミスは致命的で、GKがボールを繋ぐ危険性を示すお手本のようなプレイだった。

しかしグアルディオラはこのプレイについて、「失点の後もバルデスはボールを繋ぐことを続けた理想的なイメージだ。ほとんどのGKは蹴り飛ばすだろうが、バルデスはボールをキープしてプレイした」とバルデスがその後も繋ぐことをやめなかったことを評価している。グアルディオラにとっては蹴り飛ばすGKは不要なのだろう。

それはデータにも表れており、2009-10シーズン以降グアルディオラの率いたチームのGKバルデスとバイエルンのマヌエル・ノイアーはリーグ戦でGKとしてはトップのパス成功率を記録し続けている。最も低かったシーズンでも75・6%で、基本的には80%以上の成功率を記録している。それに対して昨季のハートは52・6%とリーグ8番目の数だ。

また、現在獲得に迫っているブラーボも昨季5試合でパス成功率100%を達成している。ハートが達成したのはキャリアで2度だけだ。これだけでもグアルディオラの好みがどちらなのかはっきり分かる。

ミスによる失点を恐れるよりも繋ぐことを優先する精神、それを可能にする技術がグアルディオラのチームで守護神を任される条件だ。ハートにとっては非常に苦しい状況だが、今後グアルディオラの考えを覆していくのはかなり難しいだろう。

http://www.theworldmagazine.jp/

最終更新:8月19日(金)22時40分

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