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改修は年明け以降に 天井化粧板落下の横須賀市南体育館

カナロコ by 神奈川新聞 8月19日(金)8時15分配信

 6月に競技場天井の化粧板が落下する事故があった横須賀市南体育会館(同市久里浜)の改修が、早くても年明け以降にずれ込む見通しとなった。市などは当初、今秋の着工を予定していたが、関連工事の設計を見直した影響で先送りした。担当者は「応急処置をしており、安全と判断した」と説明するが、当面は事故原因の雨漏りの不安を抱えたまま営業を続けることになる。


◆横須賀市「安全」判断 不安抱え営業継続
 施設を所管する市教育委員会によると、築30年超の同会館では2014年から15年にかけて、屋内競技場の天窓周辺などから雨漏りが発生。16年度に屋根の改修を計画し、当初予算に工事費3615万円を計上していた。

 だが6月上旬に高さ9・5メートルの天井から、雨水を吸った化粧板の一部がはがれて落下する事故が発生した。けが人はなかったが、市教委は同月下旬まで営業を中止。同様にはがれ落ちる可能性のある化粧板を除去し、屋上の天窓をシートで覆って雨水の流入を防ぐ応急処置を施していた。その上で、雨漏りを改善するため、8月中に業者を選定し11月にも工事に取り掛かる予定だった。

 ところが、改修に併せて交換する同会館の扉の仕様を直前に変更したため設計がやり直しとなり、入札などのスケジュールに影響が出たという。

 競技場の天井は現在、部分的に化粧板がない「まだら模様」の状態で、降雨のたびに指定管理者が雨漏りしていないかチェックするなど、再発防止に腐心している。

 市教委は「化粧板落下の原因や(雨漏りの)経路ははっきりしている。営業再開後に雨漏りの状態は見られない」と説明。設計を担当する市も「早く工事をした方がいいのは確かだが、当面は大丈夫という判断。年度内には工事を終わらせたい」としている。

最終更新:8月19日(金)8時15分

カナロコ by 神奈川新聞