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遊行寺薪能、幽玄に

カナロコ by 神奈川新聞 8月19日(金)17時59分配信

 かがり火のたかれた境内を会場に能楽を披露する「遊行寺薪能」が18日、藤沢市西富の時宗総本山遊行寺で開かれた。藤沢商工会議所やかながわ信用金庫などでつくる実行委員会の主催で、31回目。

 観世流が、在原業平の恋物語とされる伊勢物語を題材とした「杜若(かきつばた)」と、源頼光の妖怪退治をテーマとした「土蜘蛛(つちぐも)」の二つの能を披露。大蔵流が仏像制作をめぐるやりとりをユーモラスに描いた狂言「仏師」を演じた。

 夕暮れ時の境内には約1300人が来場。特設ステージの前に置かれたかがり火や優雅に響く笛、太鼓の音に導かれ、来場者は伝統芸能が醸し出す幽玄な世界に引き込まれた。

最終更新:8月19日(金)17時59分

カナロコ by 神奈川新聞