ここから本文です

県産1等コシ1万2000円 全農概算金、需給改善で前年比700円増 

北日本新聞 8月19日(金)23時54分配信

 全農県本部は19日、2016年産米の委託販売契約を結んだ生産者に支払う概算金(60キロ当たり)を発表した。主力品種コシヒカリは1等米が前年比700円増の1万2千円で、2年連続の上昇となった。15年産は初めて全国で主食用米の過剰作付けが解消され、需給バランスの改善が金額の引き上げにつながった。

 わせの「てんたかく」、おくての「てんこもり」は1等が千円アップの1万500円だった。

 全農県本部によると、16年産も全国で生産数量目標は達成される見通し。供給過剰の状態が解消されたことで、概算金は全国的に上昇傾向という。一方で、精米の販売量、小売価格ともに伸び悩んでおり、大幅な増額には至らなかった。

 全農県本部の西井秀将米穀農産部長は「県外でのPRを強化して新たな需要を開拓し、少しでも販売価格が上がるようにしたい」と話す。

 その他の概算金は、コシヒカリの2等が1万1千円、3等が1万円。「てんたかく」「てんこもり」は2等が9500円、3等が8500円。新大正もちの1等は1万3千円、酒米の1等は1万2千円だった。

 概算金はコメの販売を全農に委託した生産者に出荷時点で支払われる仮渡し金。全農が都道府県本部ごとに設定し、需給動向の目安になる。全農県本部は12月までの契約・販売状況に応じて追加金を支払う方針。

 県産米の収穫は「てんたかく」が今週末、コシヒカリは9月10日ごろから本格化する見通し。

北日本新聞社

最終更新:8月19日(金)23時54分

北日本新聞