ここから本文です

革命望むカツヤマ氏の新取引所、19日の始動前から米国株市場動かす

Bloomberg 8月19日(金)11時29分配信

米IEXグループのブラッド・カツヤマ最高経営責任者(CEO)は株式市場の革命を望んでいた。私設取引システムを運営してきたIEXは新たな取引所「インベスターズ・エクスチェンジ」を19日スタートさせるが、革命はすでに起きつつある。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックと同等の規制上の地位を確保したIEXに対し、これら競合する取引所運営各社が対策を講じているからだ。超高速取引が引き起こす市場の不公平さに対処するとうたうIEXに追随するような機能を盛り込みつつある。

株式市場が一段と複雑になっていく中で、高頻度取引(HFT)が一般投資家を不利な立場に置くようになっているためIEXを創業したとカツヤマ氏は言う。インベスターズ・エクスチェンジが始動する一方、取引所運営各社も同氏が提起した懸念に対応しつつある。

グリニッチ・アソシエーツの市場構造アナリスト、リチャード・ジョンソン氏は「市場が望んでいたプロダクトとソリューションが生み出されている。当局が何ら対応しない中で、対策が講じられているが、複雑さは一段と増すことになる」と述べた。

IEXは19日に2つの株式銘柄を新取引所に移し、9月2日からは全ての米国株の取引が可能となる。インベスターズ・エクスチェンジの誕生で、米株式取引所の数は13に増える。

インベスターズ・エクスチェンジは受注から売買までの時間を350マイクロ(マイクロは100万分の1)秒遅らせることを特長としている。ナスダックは15日、1秒もしくは特定の時間内に取り消しや変更のできない新しい種類の注文機能を導入すると発表。その前にはNYSEが市場で証券価格が激しく変動している際には取引を抑止する注文機能を加えることで当局の認可を得ている。ナスダックの新機能はIEXと類似しており、NYSEの機能もIEXが先に導入している。

原題:Katsuyama Shakes Up Industry Even Before His IEX Exchange Opens(抜粋)

Annie Massa

最終更新:8月19日(金)11時29分

Bloomberg

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

地球外生命を宿しているかもしれない1つの惑星と3つの衛星
地球外にも生命はいるのでしょうか?NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星科学部門の部門長であるジェームズ・グリーンと一緒に、地球外生命を宿していそうな場所を太陽系内の中で探してみましょう。 [new]