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ドイツ銀の内部告発者、8億円超の報奨金拒否-SECの対応に不満

Bloomberg 8月19日(金)14時11分配信

ドイツ銀行のデリバティブ(金融派生商品)ポートフォリオが過大評価されているとして内部告発した同行の元リスク担当者は、米証券取引委員会(SEC)がドイツ銀幹部を追及しなかったとして報奨金825万ドル(約8億2800万円)の受け取りを拒否した。

元ドイツ銀のエリック・ベンアルツィ氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に寄稿し、SECが昨年5月に発表した合意の中でドイツ銀が支払った制裁金5500万ドルは株主に対するペナルティーであり、最高幹部らは多額のボーナスを受け取り退職したと指摘した。ドイツ銀の広報担当者エイミー・チャン氏(香港在勤)はコメントはないと述べた。業務時間外にSEC報道官にメッセージでコメントを要請したが、今のところ返答はない。

ベンアルツィ氏は報奨金全額(1650万ドル)の自分の取り分を欲しくないとコメント。その理由として同氏が「守るために採用された人々からの強奪に加わることはない」と記した。同氏は自身の元妻と複数の弁護士も一部報奨金の受け取りを要求していると明らかにしたが、詳細への言及は避けた。ベンアルツィ氏は米銀ゴールドマン・サックス・グループで働いた経歴もある。

原題:Deutsche Bank Whistle-Blower Spurns $8 Million Reward From SEC(抜粋)

Paul Panckhurst

最終更新:8月19日(金)14時11分

Bloomberg