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阪本順治「エルネスト」クランクイン、永山絢斗&ゲバラ役キューバ人俳優と会見

映画ナタリー 8月20日(土)8時0分配信

オダギリジョーが主演を務める「エルネスト」が8月18日に広島でクランクイン。8月19日に記者会見が行われた。

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日本とキューバの合作となる本作は、キューバの革命家チェ・ゲバラのゲリラ隊に参加し、彼から“エルネスト”と名付けられた実在の日系人フレディ・前村を主人公にした物語。人々のために医者になることを決意し、医学校に通っていた前村が、ゲバラと出会い革命に命を捧げていく姿を描出する。

会見には監督の阪本順治、新聞社の記者・森役の永山絢斗、ゲバラを演じるキューバ人俳優ホワン・M・バレロが登壇。阪本は、ゲバラが親善使節団の一員として来日した際に広島平和記念公園を訪れたことに触れ「日本とキューバは特別な関係です。ゲバラが広島を訪問したことで、キューバの小学生は8月6日と9日がなんの日か知っています」と歴史的背景を説明する。

役作りのために1週間前から広島入りしていたという永山は「今回役で広島弁を使うので、1人で街を歩きました。昨日は満月がとても大きく神秘的な日だったので、映画もよい作品になると背中を押された感じがした」とコメントした。

バレロの起用について阪本は「ゲバラ役を選ぶとき考えたのは、容姿が似ているだけでなく精神性が同じでなくてはいけないということ。バレロさんは30人の中から選びました。実はすごく早い段階で彼に決めていました」と述懐する。バレロは「世界的に有名なゲバラ役に選ばれて光栄です」と心境を語り、「フレディ・前村をキューバだけでなく、世界に知らしめる作品だと思います」と作品の意義をアピール。続けて「今回の撮影で広島に来てすぐに資料館などに行きました。悲しみのエネルギーが込み上げ、胸を締め付けられ、喉がつかえて言葉にならなかったです」と述べた。

「エルネスト」は2017年秋に全国ロードショーが行われるほか、キューバやボリビアといった中南米や、フランス、スペインなどのヨーロッパ諸国でも公開される予定だ。なお9月からキューバロケが実施される。

最終更新:8月20日(土)8時0分

映画ナタリー