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業者が指摘も部品交換遅れる ゆいレールの昇降機故障問題 モノレール社が一元管理へ

琉球新報 8月20日(土)5時2分配信

 那覇市を走る沖縄都市モノレール「ゆいレール」で全15駅中6駅で昇降機が止まったままになっている問題で、昇降機を管理する沖縄県、那覇市、沖縄総合事務局南部国道事務所と、沖縄都市モノレール社の4者による検討会が19日、開かれた。検討会では、保全対応や修繕手配を速やかに行えるよう、管理をモノレール社に一元化する方向を確認した。会議に先立ち4者合同の会見を開き、モノレール社業務部の崎濱猛部長が「利用客に多大な不便と迷惑を掛けていることを心からおわびします」と述べ、県民ら利用者に謝罪した。

 今回の問題では、昇降機を保守点検する業者から部品交換の必要性を指摘されていたにもかかわらず、県などの管理者による交換が遅れていた。同社によると、保守点検業者から交換を提案されている部品は15駅合計400点に上る。

 同社は「直ちに故障に至るという数ではない」と説明するが、琉球新報の取材に対し「故障があった6駅全て、部品交換をしていなかったことが要因だ」としており、部品交換の遅れが昇降機故障の原因となったことを明らかにした。

 部品交換の遅れとなった昇降機の管理体制を一元化する時期や体制は今後、検討会で議論する。定期的な保守点検は現在、管理者からモノレール社が受託。同社は保守点検業を担う業者から報告された補修が必要な部品リストを、管理者に伝えていた。崎濱部長は「補修リストの報告で、どの部分の補修を優先するべきか、部品の納期にどれくらいの時間がかかるかという視点が整理されていなかった」と説明した上で、「今後は、保守点検業者を交えて協議し、情報共有していく」と話した。

 検討会には、南部国道事務所の当山全浩副所長、県都市計画・モノレール課の松島良成課長、那覇市道路管理課の比嘉世顕課長らが出席した。同社などによると、牧志駅のエレベーターは19日に修復工事に着手した。その他の駅も早急に対応し、同社のホームページで公開するという。

琉球新報社

最終更新:8月20日(土)10時12分

琉球新報