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会社が倒産しやすい「5日・仏滅・水曜日」 次のXデーは……

ZUU online 8/20(土) 11:10配信

冠婚葬祭時には先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の六曜を気にかけて段取りを進めるが、実はビジネスの世界でも六曜に加え、曜日や日付が会社の運命を左右していることが浮かび上がった。東京商工リサーチによれば、倒産日を検証してみると、「毎月5日、水曜、仏滅の日」に偏っていることが判明した。この3つの要素が次に重なるのは、2017年7月5日だ。この日があなたの勤める会社のXデーともなるかもしれない。

■「月初め」に集中する倒産日は、手形取引が影響

東京商工リサーチが2000年1月1日から2016年5月20までに倒産した約23万社のデータベースを分析した結果によると、倒産日は毎月5日が最も多かった。現金での受け取り、支払いがない手形取引は、これまで商売の中で、商品の仕入れ代金を手形での支払いで済ませるなど広く取り入れられてきた。月末にこうした手形が不渡りになり、週末の土日を挟んで3営業日目に銀行取引停止処分を受ける会社が多いことから、毎月5日に倒産する企業が集中する傾向がある。

手形取引はビジネスの世界では減少しつつあるが、毎月5日、10日など五十日(ゴトウビ)を決済日として設定しているケースが多く、その証拠に5日の次には、毎月10日の倒産日が多く、6日、7日、4日とトップ5の倒産日は月初めに固まった。

また、月日別では6月5日の倒産件数が1,593件でトップ。12月5日1,541件、3月5日1,539件、2月5日1,517件、9月5日1,461件とトップ5の顔ぶれとなった。一方、金融機関が休暇に入る正月やゴールデンウィークの期間の倒産件数は少なく、1月2日はゼロ、5月4日は2件にとどまる。これらの休み期間中は、自分の会社の先行きの心配から少しは解放されそうだ。


■六曜別でみるとやはり「仏滅」の倒産が多い

さらに六曜別でみると、倒産日の割合は以下の順位となった。

仏滅:17.10%
赤口:16.98%
大安:16.79%
先負:16.58%
先勝:16.52%
友引:16.04%

六曜の間では、ランキングは僅差であるが、トップは、読んで字のごとく、仏が滅ぶ日にあたる仏滅。特に引っ越し日としては避ける傾向がある。かといって縁起がいいとされ、結婚式に好まれる大安が3位に入り、ビジネスではあまり幸運をもたらしてくれているというわけではなさそうだ。最下位の友引は、自らの会社が倒産する際、取引先や関連会社に影響を及ばないように祈る気持ちが反映された結果だろうか。 

【改ページ】水曜日はアンラッキーデー

■「水曜日」はアンラッキーデー

さらに曜日別でみてみると、週末に当たる土日は0.4%にとどまり平日のうち、倒産日は以下の順位となった。

水曜日:23.81%
金曜日:21.49%
木曜日:20.89%
火曜日:16.78%
月曜日:16.63%

水曜日は不動産屋にとっては定休日。契約が水に流れて破談するのを避けるため、水を連想させる水曜日を休みにして縁起を担ぐ習慣が浸透している。この水曜日は、不動産屋だけに限らず、業界全体を見渡しても、アンラッキーな日といえるだろう。また、週末前の花金といって浮かれた気分でいると、金曜日は会社の倒産に遭遇する可能性も高いので注意が必要だ。

■3大要素の重複日は「倒産件数が3倍以上」に

これまで見てきた中では、毎月5日に倒産が多いのはビジネスの慣習が反映されている以外、曜日や六曜はそれほど顕著な差が垣間見られたわけではない。しかし、この「5日」「水曜」「仏滅」の3大要素が重複した場合、連鎖反応なのか、倒産件数を押し上げる力が働くようだ。

調査対象期間では、2002年6月5日、2003年3月5日、2006年4月5日、2008年3月5日と4回3大要素が重なる日があったが、いずれも各年の1日あたりの平均倒産件数を3倍以上も上回るデータが出ている。その中でも顕著だったのが、2003年3月5日。この年の1日当たりの平均倒産件数は44.53件だったにも関わらず、3大要素が重なった日には、実に216件もの会社が倒産している。

■気温や天候も影響あり

さらに、天気にも注目すると、雨が降り、さらに降水量が増すほどに倒産件数も比例する傾向がある。一方、降雪について、雪の日に倒産した件数は35.2件で降らない日(38.2件)より倒産が少なかった。さらに気温をみてみると、10度‐20度未満の快適で過ごしやすい状態の日に倒産件数が最も多く1日平均38.6件。一方、気温が5度未満まで落ち込むと、倒産件数も比例して減少し、1日平均32.6件まで下がる。

また、会社の沿革も知らず知らずのうちに、倒産リスクとの関連性があるようだ。倒産企業と設立月日を調査すると、4月1日に設立した企業の倒産件数が最も多く、2362件。この背景には、そもそも年度初めに設立している企業の数そのものが多いという事情がある。2位以下は、6月1日1655件、5月1日1579件、7月1日1546件、10月1日1485件とトップ5を占めた。一方、1月2日、4月29日、11月23日、12月31日の各日に設立された会社の倒産件数はそれぞれ1件。起業家は、このデータにあやかって験担ぎをするのも1つの方法だ。

これまで、曜日や六曜を会社の倒産と関連づけて意識してきたビジネスパーソンは決して多くはないだろう。しかし、今回の調査で、こうした要素が会社の先行きを左右させる要因の1つとして大きな力を働かせていることが浮かびあがったいま、次の会社倒産のリスクが高まるXデーに向けて、心の準備も必要になってくるかもしれない。(ZUU online 編集部)

最終更新:8/20(土) 11:10

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