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『ドラゴンボール ゼノバース2』今度は6人協力プレイが可能に! 平野プロデューサーインタビュー【gamescom 2016】

ファミ通.com 8/20(土) 17:02配信

文・取材:ライター 西川くん、撮影:カメラマン 永山亘

 バンダイナムコエンターテインメントより、2016年11月2日(水)発売予定のプレイステーション4用ソフト『ドラゴンボール ゼノバース2』。プレイヤーは“タイムパトローラー”として、『ドラゴンボール』の歴史を守るため、おなじみのキャラクターたちと敵に挑むことになる。

 本記事では、gamescom 2016にも出展されている本作について、プロデューサーを務めるバンダイナムコエンターテインメント 平野真之氏のインタビューをお届け。さらに“歴史改変”が進んでいるというストーリーや、バトルの新要素についてうかがった。

●本来の歴史とは、まったく違うストーリーが展開!?
――まずは、前作である『ドラゴンボール ゼノバース』が、全世界出荷本数380万本を突破する大ヒットを記録したことについて、感想をお聞かせください。
平野 ヒット作となるように、ゲームのコンセプトからしっかり作ったつもりだったので、多くのユーザーの皆様に届けることができて、純粋にうれしいですね。改めて、原作の『ドラゴンボール』の凄さや、『ドラゴンボール』ファンの方々の熱意を感じました。これだけ多くのユーザーの皆さんに支えていただいているので、ある意味プレッシャーと言いますか、「よりよい作品を作らないと!」という責任感を感じています。『ゼノバース2』は、本当に背筋が伸びる思いで取り組んでいます。

――前作は、とくにどんな点が好評だったのでしょうか。また、国ごとに、ユーザーの傾向の違いはありましたか?
平野 国内ではおもに、ストーリーのおもしろさや、ひとりでもしっかりと遊べる部分などを評価していただきました。海外では、アバターをカスタマイズすることで、自分だけの『ドラゴンボール』キャラクターが作れる点や、マルチプレイで『ドラゴンボール』の世界観を楽しめるところを評価していただいていると聞いています。ほかにも、いろいろな「ここが好き!」というご意見をいただいていて、うれしいです。

――では、各国での好評を受けて、続編の制作が決まったのですか?
平野 『ドラゴンボール ゼノバース』は、“改変されたおなじみのストーリーをもとの形に戻す”という、かなり挑戦的な作品でしたから、それを皆さんに受け入れてもらえるか、不安な気持ちもありました。発売後、ユーザーの皆さんが受け入れてくださっていることが次第にわかってきて、「これはもう続編を作らねば!」と。皆さんの期待に応えたい、という思いが強かったですね。

――“改変された歴史を戻す”というのは、本シリーズの見どころですよね。『ドラゴンボール ゼノバース2』では、その部分はどのように描かれているのでしょうか?
平野 前作のコンセプトは、変わってしまった歴史を直して、孫悟空やベジータの本来の活躍を取り戻そう! というものでした。『ゼノバース2』は、そのコンセプトをさらに進化させ、改変の度合いを深めました。“変わってしまった歴史に、さらにまったく違う歴史が介入する”という、“混沌”がテーマになっています。

――まったく違う歴史、と言いますと?
平野 本来の歴史では、その場にはぜったいいないはずの、ターレスやクウラが闘いに参加してしまったりということですね。すでに発表している通り、フリーザとクウラがタッグで闘うなど、驚きの組み合わせがあります。誰と誰が絡むのか、というところはぜひ楽しみにしていただきたいポイントのひとつです。敵キャラクターどうしが絡むという、ほかではなかなか見られないストーリーが展開していきますので、楽しんでいただきたいですね。

――非常に楽しみです! ところで、メインストーリーは前作の2年後とのことですが、“2年後”であるのはなぜですか?
平野 2年後にしたのは、じつは、“自分たちの時間の経過に合わせよう”という考えがあったからなんです。前作が発売されたのが2015年2月ですから、本作が発売される11月には、前作発売から約2年が経過したことになるわけですね。ちなみに、本作のテーマのひとつとして、“2世代”があります。前作の主人公と本作の主人公が、メインストーリーで絡んでいくんです。前作とのつながりはしっかりと描かれますので、ぜひ期待してください。データを引き継ぐと、前作のアバターを登場させることもできますよ。

――なるほど。前作をプレイしていない場合や引き継ぎをしない場合は、前作の主人公にあたるキャラクターは、どのような形で登場しますか?
平野 前作のパッケージの裏面などに描かれていた、“未来の戦士”たちの中から選べるようにしようかな、と考えているところです。まだ模索中なのですが、前作で開催したオンラインでの大会イベント“天下一武道会”で優勝した人たちのアバターを登場させる、という案もありますよ。タイムパトローラーの中でいちばん強い、英雄なわけですからね。もちろん、前作から引き継いで遊んでいただけたらうれしいですが、本作からでも楽しめるようにいろいろと趣向を凝らしています。

――本作から始めても、ストーリーを楽しめるのですね。
平野 もちろんです。今回は、“直したはずの歴史がさらに改変されてしまう”というストーリーですので、前作で登場した名シーンも、再び登場します。とはいえ、さらに歴史が改変されている状態なので、前作と同じ展開かと思いきや、まったく違う展開になるのも見どころですよ。

――初めての人はもちろん、前作を楽しんだ人は、より楽しめるということですね。また、本作では、メインストーリーのほかに、“フリーザ軍に入隊する”というようなサイドストーリー“潜入捜査”がありますね。具体的には、どのようなことをするのでしょうか?
平野 サイドストーリーは、力を入れている部分のひとつです。本シリーズは、“新しい『ドラゴンボール』体験”というものを主軸にしていますから、前作以上に皆さんに新しい体験をしてもらいたいと考えました。今回は“潜入捜査”というシチュエーションで、いろいろな組織などに関わり、『ドラゴンボール』のキャラクターたちと仲を深めていくという新しい体験をしていただけると思います。

――“師匠クエスト”とはまた違って、より世界観やシチュエーションに入り込むような感じでしょうか?
平野 そうですね。イメージとしては、前作の“パラレルクエスト”と、“師匠クエスト”を合体させたような感じです。たとえばフリーザ軍に入れば、ザーボンやドドリアなどの先輩たちと関係を深められますし、フリーザ軍らしく、上にいる人を蹴落としてのし上がるというシチュエーションも、クエストとストーリーで体験できます。ちなみにフリーザ軍には、どの種族でも入隊することができます。ほかにも、カプセルコーポレーションなど、さまざまな場所でサイドストーリーが楽しめます。今後の情報をお待ちください。

――ところで、本シリーズは海外で展開された『ドラゴンボールオンライン』の設定を取り入れていて、“仮面のサイヤ人”が登場すると聞いていますが……。
平野 “仮面のサイヤ人”は、鳥山先生の深い設定を活かしたいと考え、参戦させることを決めました。『ドラゴンボールオンライン』は、鳥山先生が全面監修を担当したタイトルで、大量の設定やキャラクター、世界観などが用意されていたんです。そのお宝のような設定にスポットライトを当てたい、というのも『ゼノバース』シリーズのコンセプトのひとつですね。

――新たな参戦キャラとしては、人造人間16号もいますが、もし人造人間16号の技を会得したら、人造人間16号のように腕を外したりもできる……?
平野 残念ながら……と言うとおかしいかもしれませんが、さすがに腕は取れないですね(笑)。技の性能はしっかりとそのままに、どの種族でもそのまま技を出せる演出になっています。

●6人協力バトルは、ひと言で言うと「悟空ー!! はやくきてくれーっ!!」
――ここまではおもにストーリーについてうかがってきましたが、続いて、バトルの見どころを教えてください。
平野 バトルシステムは、前作からさらにブラッシュアップされています。また、前作は3人同時マルチプレイが楽しめましたが、今回ではなんと6人協力プレイが楽しめます。

――参加人数が倍になっていますね!
平野 『ドラゴンボール』らしい超戦士たちが6人も集まると、それはもう大変なことになりますよ(笑)。

――想像するだけですごそうです……! 6人協力プレイは、どのように進むのでしょうか?
平野 つねに6人で闘う、というよりは、6人で集い協力するために闘う、という趣旨になっています。6人用のバトルでは、戦況が目まぐるしく変わっていきます。たとえば、攻撃を食らった味方が違うエリアにふっ飛ばされてしまうとか、ひとりがボスと1対1の状況になってしまって、残りの5人が急いで駆けつけなければいけないとか。味方が洗脳されてしまうこともあり、洗脳が解除されるまで、味方と闘わなければいけないシチュエーションもあります。ひとことで言えば、“「悟空ー!! はやくきてくれーっ!!」”という状況です(笑)。

――(笑)。ところで、先ほど種族のお話が出ましたが、今回は種族ごとに覚醒技が登場していますよね。ナメック星人が巨大化していて、とてもビックリしました!
平野 狙い通りです(笑)。覚醒技は、自身を変身させる技です。前作では“サイヤ人”タイプの主人公のみがスーパーサイヤ人に変身できたのですが、“地球人やナメック星人にもそういった種族ごとの技が欲しい”という要望がありましたので、今回追加しました。覚醒技の性能も種族ごとに異なっているので、バトルの幅が広がっています。たとえば“魔人”であれば、“純粋な魔人”に変身してトリッキーに闘えますし、“地球人”でしたら、筋斗雲に乗ってスピーディーに闘えます。

――どの種族を選ぶか、悩ましいですね。続いて、本作での拠点、“コントン都”についてうかがいます。前作より広大になっているそうですが、前作の“トキトキ都”もかなり広大でしたよね。
平野 そうですね。トキトキ都は広かったですし、ロビー機能も充実していましたが、じつは“広くて移動がたいへん”というご意見もいただいていました。そこで今回は、街はより広くしつつ、前作より快適に移動できる要素を入れています。舞空術でビュンビュン飛び回ったり、乗りもので高速で移動できたりしますし、区画ごとにワープできる転送装置も用意していますので、前作よりも快適に移動できます。また、コントン都にはさらに充実したロビー機能はもちろん、プレイヤーがいろんなところに行きたくなるような仕掛けを用意していますので、楽しみにしていてください。


――フロートといえば、本作の初回封入特典である“桃白白の柱型フロート”にはビックリしました(笑)。このような乗りものはほかにも登場するのでしょうか?
平野 タイムパトローラーの乗り物としてフロートが登場するのですが、その見た目を変えるためのアイテムとして“桃白白の柱型フロート”を特典にしました。乗りものの種類は豊富というわけではありませんが、発売後にはもっと増やしたいですね。発売を迎えた日、大量のプレイヤーが桃白白の柱型フロートに乗って、町中を走り回っていたら、すごくおもしろいだろうな……と想像しています(笑)。前作で、ロビー内でのコミュニケーションに関してすごく好評をいただいていたので、コミュニケーションがより活発になるものをいれたかったんですね。ですので、まずは桃白白の柱型フロートがコミュニケーションの柱になってくれたらいいなと(笑)。


――(笑)。初回封入特典としては、テレビアニメ『ドラゴンボール超』に最近登場したばかりのゴクウブラックをプレイアブル参戦させられるコードも付属しますよね。
平野 ゴクウブラックについては、本当にギリギリでなんとか特典にすることができました。『ドラゴンボール超』が始まる前から『ゼノバース2』の企画はスタートしていましたし、基本的なコンセプトと大筋のストーリーは『ドラゴンボール超』が始まる前にはほとんど完成していましたから、さすがにそこを変えるわけにはいきません。しかしもちろん我々も、『ドラゴンボール超』の何かしらの要素は入れたい、と話し合ってきました。そして、なんとか特典として、ゴクウブラックを参戦させることができたんです。


※初回封入特典のデザインはイメージです。変更になる可能性があります。
※一部店舗ではお取扱いの無い場合がございます。詳しくは店頭にてお問い合わせください。特典が封入されている製品は数に限りがございます。なくなり次第終了となりますのでご了承ください。
※予告なく“プロダクトコード”の受付を終了する場合がございますので、ご了承ください。
※2016年11月2日~2016年12月2日にダウンロード版を購入した場合、ゲーム本編とともに特典もダウンロードされます。
※初回封入特典をご利用いただくには、Ver1.01へのタイトルアップデートが必要になります。
※プロダクトコードをご利用いただくには、ゲーム機本体をインターネットに接続する環境が必要になります。また、Sony Entertainment Networkのアカウントが必要です。
※本特典は将来的にPlayStation Storeで販売及び配信される可能性がございます。
※桃白白の柱型フロートはまっすぐ進むだけの乗り物ではありません。

――今回も、ダウンロードコンテンツを配信する予定はあるのでしょうか。
平野 前作でありましたので、今回はないとは言えません。ただ、今回は有料だけではなく、無料のダウンロードコンテンツもしっかり出して、より本作を長く遊んでもらいたいと考えています。

――前作では“伝説のサイヤ人編”が終わった後のストーリーとして、“GT編”と、“『復活の「F」』編”のダウンロードコンテンツが配信されましたよね。個人的には、劇場作品やテレビスペシャル版などをメインに扱ったコンテンツがどんどん展開されていくのかな? と、期待していたりしたのですが……。
平野 ダウンロードコンテンツに関するご要望も含めて、ユーザーの皆さんからご意見を募る場所を設けようと思っています。先ほどお話しした、フロート以外の乗りものに関してなど、さまざまなご意見をいただければと。なるべく、ユーザーの皆さんが欲しいものを登場させたいと思っていますから。

●ユーザーとともに『ゼノバース2』を作り上げていきたい
――gamescomに続いて、東京ゲームショウ 2016にも『ゼノバース2』を出展するとのことですが、東京ゲームショウ2016のステージで本作の宣伝大使を務めるアルバイトを募集していますよね(応募期間は2016年8月22日午前7時まで)。この企画を立てた経緯や、狙いを教えてください。
平野 本作の主人公、つまりプレイヤーの皆さんは“タイムパトローラー”という職業なのですが、現実世界で「キミもタイムパトローラーになろう!」と募集をかけたらどうなるんだろう? と考えたのが発端です。実際にタイムパトローラーになって、「じゃあキミはフリーザと闘ってきて。ただし死んでも補償はしません」なんて指示ができたらおもしろいな、って(笑)。でも、ゲームの中の彼らは、そういう過酷な仕事を担うキャラクターたちなんですよね。その気持ちを味わってもらおう! というのが、狙いのひとつでもありますね。実際に大使になった方には、タイムパトローラー1号、2号になって頂いて、皆さんにゲームの魅力とその気持ちを伝えていただきたいです。この記事を読んで「タイムパトローラーになりたい!」と考えた方は、ぜひ入隊希望を出してみてください!
※『ドラゴンボール ゼノバース2』宣伝大使アルバイト応募ページは→こちら

――そのほか、ユーザー参加型の企画としては、オープンベータテストが開催されるとのことですが、ベータテストからのデータの引き継ぎなどは予定していますか?
平野 申し訳ないのですが、データの引き継ぎはありません。その代わりと言ってはなんですが、オープンベータに参加した方への特典をご用意しています。本作のオープンベータは、プレイステーション4とネットワーク環境があれば、どなたでも参加いただけます。また、先ほどお話しした6人同時プレイも可能なので、いち早くいろいろな方々に体験していただきたいですね。オープンベータテスト開始日については、公式サイトにて発表予定です。

――では最後に、『ドラゴンボール』ファンと、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。
平野 『ゼノバース2』発売に向けて、ぜひ期待して待っていていただきたいと思います。この作品は“皆さんと作り上げていく”イメージを大事にしているので、いろんな意見をいただきながら、よりよい方向に“改変”できればと考えています。今後も情報をどんどん出していきますし、オープンベータテストも行いますので、ぜひ本作の新しい体験を楽しみに待っていてください。

ドラゴンボール ゼノバース2
メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
対応機種:プレイステーション4
発売日:2016年11月2日(水)発売予定
価格:パッケージ版:7600円[税抜](8208円[税込]) ダウンロード版:6463円[税抜](6980円[税込])
ジャンル:アクション

最終更新:8/20(土) 17:02

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